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平塚学園戦 ELVと1年生タッチフット勝負

2008/05/05

 55日、平塚学園大磯グランドで練習試合・合同練習・1年生タッチフット対決が行なわれた。関東大会予選から実は2週間しか経っていない。しかし随分久々に感じる実践だ。桐蔭戦の後、3年生は1週間の「ラグビー禁止令」が出されていたため、リフレッシュと勉強に過ごした。おかげでこの日は見事なほどフィットしていなかったようで・・・。熱疲労による吐き気、筋痙攣・いわゆる「攣った」が続出。DFのポジショニングやアタックの組み立てなどは無難にできたが、フィジカル面ではかなり厳しい一日となった。

 

貫禄すら出てきたコパ(左写真・左)

「今日はすげぇ楽しい1日だった。勝つ事が目的だったけど、あの平学相手に自分がどこまで通用するのか毎プレーが楽しかった。うぬぼれるわけじゃないけど通用するトコはかなりあった。でもまだまだやれた。それは単なる体力不足だった。足つるし息切れっぱなしだったし。体とフィットネスの向上、これに尽きます。」

タックル開花?ハヤオ(右写真・右)

「最近あまり動いてなくて前半からバテてしまったので、全然活躍できなくて申し訳なかったです。 でもタックルは桐蔭戦で情けない思いをした分今日の試合でしっかり入ることができた!と思う。  とはいえ、課題がいっぱい見つかったのでこれからの練習でさらに鍛えていきたいです!!!」

  

ケイ

「今日の自分の出来ははっきり言って最悪でした。とにかくタックルが芯で入れなかった。結局一日なかなか修正できないまま終わってしまった。原因は練習不足以外のなにものでもない。みんながあんなにタックル刺さりまくってるのに、自分がこんなんじゃ示しがつかないので、これからしばらくは意識してDF練習に取り組もうと思います。」

 もちろん、そのおかげで2年生がより多くの実践を経験し、しっかり収穫を得た。まっつんとあずきのハーフ団はアタックこそ・・・(反復練習あるのみ!)だが、DFではしっかり体を張った。あっきとリョウの野生運動能力コンビは大好きなタックルで、イマカズとうみさんの両翼はランニングで実践感覚を養った。一進一退。BK戦で完勝するも、相手38番の強力突破を(分かっていても)止め切れず、試合は4トライ対4トライでノーサイド。

主務としてもチームを牽引するイマカズ

「今日の試合はタックルミス、ハンドリングエラーなどが多く、改めて個人的なスキルや体の大きさをレベルアップさせていかないといけないと感じました。体づくりや個人練に時間を割けるのは今しかないので1分1秒を大切に着実にうまくなっていきたいです。ということでこの硬いからだをどうにかするためにたった今からストレッチします!」

あっき

「今日こそはなんとしてもタックルをしようと思い試合にのぞみました。結果、形はどうあれ入ることは何度かできました。しかしエイトなどにいとも簡単に突き飛ばされるなど完成型には程遠いです。またセットスピードやフィジカルの課題も山積しておりがんばろーと思います。今日はいい体験ができました。」

 試合後は1年生同士のタッチフット⇒ホールドフット対決。思い切って走れば相手を切り裂けることや「あ、タックルって思ったよりやれそうだわ」という貴重な感覚を掴むことができた。

 

左写真(ニックネーム未定)

「今日平塚学園とタッチフット勝負をして、自分はまだまだだということを痛感しました。相手にパスをつながれ、簡単にトライを決められてしまいました。しかし自分の課題を見つけることも出来たので、今後の練習でその部分をなおしていこうと思います。」

右写真(ニックネーム未定)

「今日は自分達にとって初めての試合!(とはいえタッチとホールドラグビーですが‥)ということで先輩方の試合を見たあとついにその時を迎えました。相手の一年生には経験者がいると聞いてたので若干の不安がありました。しかし、ミスに助けられて終始優勢に試合を運べました。ホールドも意外と痛みが無く、少しラグビーへの恐怖が薄まったような気がします‥。結局相手のタックルより空腹が一番身にしみました。」

 最後は再び上級生同士のアタックDF。いきなりの思いつきで、4日前にIRBが決定した試験的実施ルールELV(Experimental Law Variations)13項目にしたがって行うこととなった。

http://www.rugby-japan.jp/news/2008/id4391.html

 

もちろんそれを捌くのは至難の業。しかしこの日は関東が誇る若手トップレフリー・藤内さんがレフリーを務めてくれた。さすがは秩父宮や花園で活躍するレフリー。試合もアタックDFも、選手もベンチも気持ちよくラグビーの集中させてもらった。藤内さんは以前紹介したとおり、私にとって永遠の「一方的ライバル視」の存在(詳しくは文化祭招待試合の記事↓)。藤内さん、今日はお忙しい中本当にありがとうございました!これからも柏陽を宜しくお願いしますね!

http://hrfc.d2.r-cms.jp/topics_detail1/id=44

 

 桐蔭学園戦から1週間後の月曜日、3年生は今後のチームに対する関わり方について答えを出した。もちろん勉強に専念するにせよ、プレーヤーを続けるにせよ、柏陽フェニックスの一員として秋まで過ごすことは変わりない。

 本当に悩み苦しんだ。「やめるつもりだったけど、このまま終われません」「今朝まで悩んだけど・・・」「あのタックルじゃ終われません」一人ひとりが意志を表明していく。その結果「3年生14人中13名がプレーヤーを継続、1名とMG2名は今後サポートスタッフとしてチームに関わる」こととなった。これからは、勉強としっかり両立し、ラグビーを言い訳にせず、勉強を言い訳にせず、両方で一番欲しい結果を出す。甘えや言い訳、無駄な時間は絶滅させる。フェニックスとして初めての3年生。「これが3年の意地だ」とばかりに立派に両立を果たし、後輩たちの希望の光となって欲しい。

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