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花園予選 【vs神奈川工業】 せふ

2015/10/26

10月11日、花園予選1回戦。対神奈川工業。
昨年は同じく1回戦で戦い、ラストワンプレーでどうにか勝てた相手。皮肉にも、そんな相手と二年連続で戦うことになった。

会場は日藤グランド。前日からの雨で、グランドコンディションは良くなかったが、チームとしては、声を切らさず良いアップができ、試合の入りも良かった。



試合開始から、敵陣で戦い続け早々にトライをあげる事が出来た。コンタクトが強い神工に対し、アタックでもディフェンスでも、体を張り続けたが、その後は追加点を取れず、逆にミスが続いたあとの、自陣ゴール前での相手スクラムから簡単に得点されてしまい、前半を、7-7で終えることになった。

  

後半も敵陣に入って戦いたかったがうまくいかず、敵のプレッシャーもあり、ミスも増え、自陣で戦う時間も長くなってきた。
後半の立ち上がりにはラインアウトモールを20m近くドライブされ、そこからボールを回されトライを取られたりしたが、相手のミスに乗じ、敵陣に入り、最後は8単でトライをもぎ取るなど、一進一退の攻防を続けた。しかし、神工にビックゲインを許してしまうと、あっという間にインゴールを陥れられてしまい、「12-21」とされた。

この時点で時間はあと5分ほど。柏陽が勝つためにはワントライでは足りない。
それでもメンバー全員が諦めなかった。
合宿では、接戦を制し、9月の練習試合では逆転勝利を収めた事もあったからだ。
そんな思いが通じたのか、敵のミスから一気にゴール前まで迫り、トライをもぎとった。
キックもすぐに決め、「19-21」。

「あと、一本!」誰かがそう叫んだ。

一度は、ノックオンをし、敵にボールを渡したものの、必死のディフェンスで相手がノックオン。

「ここからだ!」

そう思った瞬間にノーサイドの笛が鳴った。

笛が鳴った瞬間、溢れ出した自分の涙で、本当に自分達の高校ラグビー生活は終わってしまったんだ、ということを実感した。


ここまで長いようで短い三年間だったが、本当に多くの人に支えられここまで来れた。
最後の試合には、今までになかったほど沢山の人が応援に来てくれて、とても嬉しかった。

キツイことが楽しいことより多かったこの一年だったが、このチームのキャプテンで本当に良かった。
三年間どうもありがとうございました。


 

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