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初陣・大磯高校戦 全員で前へ!

2008/12/15

 1214日、チームほっしゃん初の公式戦・新人戦1回戦「vs大磯高校」が、海の公園なぎさグランドで行われた。ただし極寒の風雨の中・・・(なぜこのグランドを使うときはいつも雨になるのだろうか?)ウォームアップは短く30分集中。いくら動いても体が温まらない。他の試合を見ると、風雨によるハンドリングエラーが延々と続いている。

 雨用ラグビー(ひたすらキック)をやれば勝率は高まるかもしれないが、何しろ今は経験と自力を積み重ねるべき新人戦段階。目先の勝利のために、やってきた練習と異なるラグビーを試みても収穫にならない。風雨を一切気にしないゲームプランを決行することで意思統一してキックオフ。

 序盤から概ねプランどおりの展開でリードを広げる。昨年までのエースにボールを集めるラグビーから一転して、全員がボールをもらい、全員が前に出るラグビーを展開。加えてこの日はFWがスクラム、ラインアウト、ブレイクダウンで相手を圧倒。ハーフタイムまでの25分間、DFシチュエーションは全くなし。積み重ねてきたタックル練習の成果が出せないのはもどかしいが、背番号で1・2・3番の突進を核にトライを重ね、「36-0」と大量リードを奪って前半を終えた。

 後半は一転、なんだか生ぬるい雰囲気が漂う。前半同様、危険な匂いは全く漂わないが、なんだかミスが多く、ボールは動かず、すべてが緩い。後半15分、見事にその緩みから1トライを許してしまう。あれほどDFの練習をしているのに、情けないほどあっさりした失点。外からの指示ではなく、自分たちで雰囲気の緩みに気づき、締めることができなかったのは大きな反省となった。

 それでもBIG HIGHのテンポのいいパスアウト(大瀬コーチ絶賛!!)、タニのスピード溢れるランニングなど、個人個人がしっかりと成長の跡を残してノーサイド。戦前の予想を大きく上回る「62-7」で2回戦進出を決めた。

司令塔・まりも

「今回は新チームになって初めての公式戦とあって楽しみにしていたので勝てたことはとても嬉しいことなのですが・・・今回もまた自分のできないことが多く見つかりました。ディフェンスで出遅れたり、キャッチングもよくないし、視野がせまいなどまだまだできないことがたくさんあることを改めて実感できたので気合いを入れ直してこれからもっと練習していきたいです。」

最初で最後のWTB出場?ミット

「新チームで初の公式戦で少し緊張していました。しかし、試合が近づくにつれ緊張は興奮へと 変わりました。自分の力を試したい。今何が出来るか知りたいと思いました。試合は柏陽主導で進みました。スクラムではターンオーバーもできてなかなか良かったと思います。ボールもよく繋ぐことができてよかったです。ただ、ハンドリングでのミスが目立ったのが少し気になりました。次の試合は関東で僅かなミスでも負けに直結すると思います。だから、一つ一つのプレイを集中して絶対勝つという気持ちで望みたいです。」

たも(忙しい受験勉強の合間を縫って手伝いに来てくれました)

「昨日は久しぶりにラグビーを見ました。自分達の代とは違ったスタイルのチームに変身していて、基礎プレーを相当練習してるんだろうなと思いました。勢いあるアタックは出来てると思うので、最後にいかにトライを取るかの決断を早くすればもっと楽に戦えるんじゃないかなと思いました。まっつんがんばれ。」

 次の相手は強豪・関東学院。中学時代に慶應や桐蔭を押しのけて県チャンピオンになったラグビーサラブレッド集団。昨年の横浜市大会では、相手の弱点と柏陽のプランが奇跡的なほどマッチして大番狂わせをやってのけたが、そのメンバーが13人引退し、今度こそ関東学院の絶対優勢。それに加えて、この大磯戦にエース核がズラリと並んで偵察に来ているという心構え(全く参考にならなかったと思うが・・・)。しかし、今期はそんな相手に挑みかかるにもってこいの戦術を掲げている。現段階でどこまで通用するのか、そして先に歓喜はあるのか、日曜が楽しみだ。

失うものは何もない!ただ挑みかかるだけ!

 

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