10月25日、歴史を創った第１期チーム・ケイの後を継ぐ第２期、チーム・ほっしゃんがついにスタートを切った。以下、新体制

キャプテン　＝　ほっしゃん（PR）

FWバイスキャプテン　＝　リョウ（NO８）

BKバイスキャプテン　＝　イマカズ（WTB・FB）

委員　＝　うみさん（CTB・WTB）

　　　　　まりも（SO・FB）

　　　　　オギ（WTB・FB）

主務　＝　タニ（CTB）

コンディショニングディレクター　＝　きょえん（MG）

キャプテンに指名されたのは、大穴？ほっしゃんだ。もともと規格外のパワーで旧チームでも突出した存在だったが、度重なるケガと風邪などで、練習参加率は他の２年生よりも明らかに低かった。何しろ入学時は、日本人にありがちなパターン「デカいやつほど気が弱い」の典型。自分の弱い心に連敗する日々。しかしそんなほっしゃんも次第に変わり、プレーの破壊力に比例してメンタルも着実に強くなった。大きなターニングポイントとなったのは、夏前の県２年生選抜に選ばれて戦った東京都戦。久我山だ東京高校だ花園常連校の選手を相手に「仰向けぶっ刺さりごり押し」のオンパレード。確固たる自信と自覚を手に入れた。

新キャプテンのほっしゃん。ケイとは違った意味で絶対的存在。

キャプテン選びは単純ではなかった。手順は「２年生の話し合いによる意思表示を参考とし、最後は監督と３年生の話し合いで決定」というもの。候補に挙がったのは、今までリーダーシップを発揮してきたうみさん、ラスト２ヶ月で急激にプレーも伸び、正しく強い意思を主張できるイマカズ、学年の雰囲気を握っているリョウ、そして心は成長真っ只中・プレーは圧倒的なほっしゃん。初の練習（10月15日）で紅白戦をやって４人のリーダーシップをこっそりチェックするも決め手なし（声を出して候補の４人ではなくリードしていたのはあずきやまっつん、オギやまりも･･･）。しかし度重なる話し合いの結果、３年生のほぼ全員が「ほっしゃんでいきましょう」で一致。前提となったのは「この学年はキャプテンがしゃべらなくても、どうせ全員が自由に意見を言い合い、勝手に盛り上がる学年。誰がキャプテンでもみんなで力を合わせるに決まっているし、心配しなくても大丈夫」。

オギは１年生ながら委員に抜擢。新エースとしてカズを越えられるか。
　決まってみると、「一番体を張るほっしゃん」「規律と洞察力のイマカズ」「雰囲気と勢いのリョウ」「広い視野と冷静な判断力のうみさん」「自由と情熱のまりも＆オギ1年生コンビ」と、しっかりバランスがとれている。もちろん「全員でやる」が大前提。いざ、このメンバーで偉大なる歴史の創造者たち（第1期）越えを狙います。

さて10月25日、新チーム初の練習試合が行われ、横浜高校と対戦した。３年生13人が抜けた全くの新メンバー。修学旅行から帰宅して12時間という強行日程だったが、新しいフェニックスを作るための勢いと可能性を十分に示した。試合は「２４－１２」で勝利。実は半年ほど前の下級生試合では完膚なきまでに叩きのめされた相手だけに、下級生は試合にはあまり出ていなくとも、この半年で大きく成長したことを証明した。

将軍（左）は攻守に成長を証明 EBI（右）は変わらず膝下に刺さり続けた。

リョウの１試合20スイープという超人的ワークレートでリョウらしさを発揮、ほっしゃんはゲインとターンオーバーを連発し、持ち込んだボールはなんと10分の10の確率で効果的に生かした。オギは新フィニッシャーとして堂々の３トライあげ、将軍も復帰戦としては十分なパフォーマンスをみせた。マンオブザマッチはピー。苦手としていたタックルへの意識改革は素晴らしく、ジャッカルや突破でもゲームに大きな影響を与えた。

トキ（右）とミット（左）の突破力が新チームの軸になる。

試合の翌々日10月27日のファーストミーティングで、新チームの方向性と戦術が発表された。誰もにとって刺激的すぎる魅惑の？戦術（旧チームと見事なほどの180°方向転換）が示され、いよいよシーズンがスタート。今季のチームテーマは「アグレッシブ」。世界で唯一無二の「新・柏陽ラグビー」を目指します！応援宜しくお願いします！！

ほっしゃん（キャプテン）

「正直、主将に選ばれたときはうれしくもあり不安でもありました。(3：7)くらい。自分にPHOENIXを率いることができるのか…でもこの前の試合で少し不安はなくなりました。俺が気張らなくてもまっつんやあずきを中心に皆まとまるし、話し合える。じゃあ俺は自分ができることをしようと思います。ゲームプランも決まり、本格的に新生PHOENIXの始まりです。俺はこのメンバーならいいところへ行けると信じています。だから、やれることは全部やって高みへ羽ばたこう！」

リョウ（FWバイスキャプテン）

「ＦＷバイスキャプテンになってやっぱ責任をこれまで以上に意識したい。いつでも自分のこれまで以上に責任を果たす、絶対に逃げない。あとはどんな時でも自分に勝ちたい。あまりうまいことはＦＷバイスキャプテンとしては言えないけどそのぶんプレーでみせる、たとえば絶対にフィットネスで切れない、オーバー数毎回一位。これを掲げて残りの一年間精一杯頑張っていきたい。」

イマカズ（BKバイスキャプテン）

「第２期フェニックスＢＫバイスキャプテンになりましたイマカズです。自分たちの代の明るく盛り上がれるチームカラーを大切にし、素晴らしい先輩達を越えられるように全力を尽くしたいです。プレー面でもメンタル面でもキャプテンを支え、チームを支えていける大黒柱へと成長できるように頑張ります！」

うみさん（委員）

「委員に選ばれ、キャプテンを陰ながら支えていけたらなと思います。自分はもともと口数が多い方ではないし、練習中みんなを盛り上げてくれるチームメイトもたくさんいるので、リーダーシップを発揮するというよりは、プレーで見せたいという思いです。」

まりも（委員）

「今回委員という役職になり意見をチームに反映できるようになったことは嬉しいことだけど責任もその分あるので結構大変だと思うけどしっかりやりたいと思います。新チームになって色々なところが変わって不安なところもあるけど、それ以上にワクワクしているのでみんなで頑張って上手くなっていきたいです。」

オギ（委員）

「一年生委員ですが、ラグビーについて話し合う時は、先輩に遠慮などせず意見を言って、柏陽フェニックスをより向上させたいと思う。これから新しいチームになって、今までにないくらいつらいことやきついこと、様々な経験があると思うけど、強い相手に勝った時の計り知れない喜びのために、日々の練習を頑張っていきたいと思う。これから一年間、よろしくお願いします。」