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今年も大盛況!ラグビーフェスタ08

2008/09/02

 8月31日、山盛りの思い出ができた夏休みも最後の日、前日までの予報を大きく裏切る晴天の中、第3回柏陽ラグビーフェスタが開催された。集まったのは家族、OB、その他息子の友達までも含む総勢150人が集結した。テントには風船が飾られ、ネットには今年も保護者による菅平観戦旅行記(今年はたくさんの保護者が菅平に宿泊しました)や小森コーチの引退試合の概要記事(全早慶戦)、桐蔭学園戦前の寄せ書き、横断幕などが飾られ、食事コーナーには料理やフルーツ、お菓子などがてんこ盛り。会場は完全にフェスタムード。

 

13:30 開会式

プレイング主務イマカズが司会進行。松岡OB会長、旧保護者会長の木村さん、新保護者会長の今里さんからご挨拶をいただき、その後は毎年恒例の1年生自己紹介が行なわれた。モジモジしている姿がなんとも頼りなかったが、そんな少年が2年後に逞しい大人の男になってこそ、ラグビーをやったことの証。どうか9名が一人も欠けることなくやり遂げて欲しいものだ。

開会式後は待ちに待った?OB戦。OBにとってみると、1年目はキック差程度の惜敗(ただし現役チームの惨敗モードを見かね、顧問松山が現役チームに助っ人参加しました)。昨年は前半2年生に完敗、後半1年生チームを圧倒するも、トータルスコアで敗戦。3年目の今年にかける思いは強い。OBも最初は「1年生出してよ・・・」と弱気な発言だったが、小森コーチや大瀬コーチが助っ人参戦することもあり、次第に闘争モードに顔が切り替わってる。

 

キックオフ前にオールブラックスのハカを披露。ややふっ切れ不足・・・。

練習30分即席ですが楽しんでいただけましたか?

14:10 キックオフ 

 15分×3本。1本目、現役は3年生が主体。簡単なDFマークミスで先制されるも、その後は現役がゲームを支配。しかし合宿以来の試合ということもあり、試合勘の欠如は否めずあと一歩が甘い。トライを取りきれない。内容ほどにスコアは開かず、「17-5」で1本目終了。

 

顧問・山本先生は希望が丘高校ラグビー部OB。この日も活躍しました。

 2本目、1年生主体に一気に落とした現役は、「未熟」の一言。攻めてもミス、タックルも甘く、「0-10」でOBが一気に追い上げる。

 2点差で迎えた3本目、現役は負ける訳にはいかないと、再び3年生BKをピッチに戻した。ここで一気に突き放すのがいつものパターン。しかしそうはいかない。なぜなら、BKライン外側半分には、早稲田大学ラグビー部元主将、ついこの間まで現役トップリーガーだった小森コーチが立ちはだかるから。「それならBKの手前半分を攻略するか」とスクラムからエース・カズをそのチャンネルに投入した瞬間、こちらも元アカクロ戦士(早稲田)の大瀬コーチが突き刺さる。

 

小森コーチを必死で止めるきむにぃとまっちゃん 大瀬コーチはカズを仰向けに

3本目の展開は現役がゴールラインを背負って防戦一方。相変わらず懐の深いFWが近場でゲームを組み立て、要所は渡辺さんを軸にゲイン突破を繰り返す。ところが「今年こそOB勝利か?」の期待はなぜかあまり浮かんでこない。なぜなら、フィットネスがやっぱり尽きてきたから。攻めて攻めてはバテて孤立。ターンオーバーから一気に切り替えされる。蹴られてもバックする体力が残っていない。捕まってまた孤立。ラスト5分で足がパタリと止まって万事休す。ラストワンプレーで最後まで走ってサポートしたノブナガがトライを奪い、「22-15」今年も現役勝利となった。

OBチーム。次のOB戦は40期(佐倉たちの代)が加わります!超強力補強!

 体力も枯渇したOBはしばしの歓談タイム。その間に恒例の「ゴールキック合戦」が行なわれた。現役参加で最有力は、1年生まりも。それをきむにぃやまっつんが追う。ダークホース?いや、おそらくビギナーズラック、チマオも追う。イマカズ父もゴールデンブーツっぷりは衰えていない。しかしそれらを突き放し、決勝戦に進んだのは2人のスーパー小学生。2人とも横浜ラグビースクール5年生「ナオトVSジュンゾウ」だ。昨年タイトルを総なめした皇帝(カイザー)ナオトにストップをかけれるか。ゲームは緊迫したVゴール方式が続く。そしてついに決着。体重差が飛距離差につながり、ジュンゾウがナオトを下し、見事に優勝を果たした。

 続いて行なわれたのは保護者会主催のクイズ大会。参加者は約100名。最初はルールに関する簡単なものだったが、次第に問題はフェニックスマニア対象に。「柏陽フェニックスが復活からこの2年半のトータル勝率は?(正解は75%。ただし今季は88%!)」など、難問が続いた。決勝は体重差3倍?現役1年生プロップ・ミット対昨年ぶっちぎりMVPのナオトだ。優勝したのはナオト。この男(子供だけど)、分かっちゃいたが只者ではない・・・。

クイズ大会ベスト5。コバジィは最年長参加。

 最後は今年もタッチフット大会。合計40名、8チームで争い、息子もお父さんも弟も夢中になって同じ楕円球を追いかけた。優勝したのはバランスのとれた好チーム「チマJr」。チマオの弟ナオキをトライゲッターに据え、OBの斉藤さん(ナオト父)が巧みにゲームメイク。3試合を安定感ある戦いぶりで制した。

 

この年齢差で夢中になって一つのボールを追いかける。素敵です。

12期生 OB会幹事 戸田 崇

「フェニックスの選手・マネージャー諸君へ

ラグビーフェスタに参加させてもらい、ありがとうございました。プレー面はもとより、君たちが見せてくれた、会場のすべての人を暖かく迎え、一緒に楽しもうとする姿、本当にさわやかでした。3年生は、残り少なくなった高校ラグビーの日々を、一日でも長く松山先生やコーチ陣、そして何より仲間たちと共有されんことを願います。すべてのOB・OGが、心から君たちの健闘を願っています。頑張れ、フェニックス!」
 

 時計を見たらあっという間に17:00。感謝の気持ちと幸せの実感で胸がいっぱいになりながらの閉会式と校歌斉唱。今年も家族や仲間とともに、素敵なラグビー時間を過ごすことができた。楕円球一つで時代を越えた輪が広がり(この日の年の差は80歳以上!)、楕円球一つで笑ったり泣いたり。このグランドがいつでもみんなの帰ってこれる場所であり続けて欲しい。柏陽フェニックスを支えるすべての皆様、そんなコミュニティーをこれからも一緒に創っていきましょう!

「部員が選んだMVP」は渡辺さん(右)と太田さん(左

18期 渡辺俊介

「柏陽高校ではじめてラグビーを始めて、25年になります。痛いしツライ事の連続で、高校卒業とともにやめようと思っていた自分が40歳になっても年間40試合もするぐらいラグビーにはまるとは当時思っても見ませんでした。それは競技の面白さはもちろん、いい仲間に常に囲まれていたからだと思います(柏陽の同期とはいまでもたまにプレーします。)今回は左肘靱帯断裂と剥離骨折で左腕が使えない状態にもかかわらず、名誉な賞を受賞できて光栄に思います。完治した際にはチャレンジャーとして現役の皆に挑むために日々のトレーニンに励みたいと思います。ありがとうございました。(副賞で頂いたオールブラックスのグラスで早速ビールを飲ませていただきました。)」

 

16期 太田 知良
「フェスタでは楽しく過ごすことができました。また最後に”部員の選ぶMVP”に選出していただきありがとうございました。自分ではどのあたりがMVPなのか思い当たりませんが、ありがたく名誉を頂戴いたします。
そして老体にムチ打ってがんばって頂いたOBの皆様、身体は大丈夫でしょうか?私は火曜日に本格的に筋肉痛がやってまいりました。毎回、次はもっと走れるようにと思いはするのですが、中々日頃の節制ができておらず恥ずかしい限りです。

 OB戦はこれで5連敗。次回は3年生がOBチームになるのでリベンジが果たせそうですが、今度こそは私ももっと役に立つように鍛えて望みたいと思います。今回のフェスタでは待望の若手OBの参戦もあり、また家族連れのOBも増え”柏陽クラブ”へ一歩進んだ感じがします。OBチームの揃いのユニフォーム作成の話も出てきています!?現役の皆さん、フェスタで肌を合わせて対戦することで日頃HPにアップされている強さと感動を実感する事が出来ました。やはり、君達は本物です。自信を持って柏陽ラグビー部を盛り上げていって下さい。
 3年生は最後の大会まであと1ヶ月ですね。ただ、最後の試合は今までの努力と体調管理も含めたこれからの過ごし方で何ヶ月も先にすることができますし、そうなる事でしょう。柏陽ラグビー部に携わるみんなが感動し、満足できる結果を期待しています。
最後になりますが、松山先生、大瀬コーチ、小森コーチ、こんな良いチームを作って頂きありがとうございます。ご父兄の方々も年々趣向を凝らしたフェスタにして頂きありがとうございます。
今後も支援し続ける事を固く誓います。」

 

小森コーチへの引退記念品贈呈     イマカズ父は名キッカーだった!

ちびっ子特設コーナー!!

 

特別MVPは最年少1歳。たくさんの人に癒しを与えてくれました。

保護者の皆様、OBの皆様、本当にありがとうございました。

来年のフェスタも宜しくお願いします!!

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