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横浜セブンス A・Bともに予選プール突破

2008/02/02

 22日、横浜市7人制大会(横浜セブンス)が開幕し、この日は予選プールが行われた。柏陽は「セブンス大好きAチーム」「セブンス嫌いじゃないBチーム…」と、参加校で唯一2チーム編成で参戦した。

 1330分、「柏陽B 対 松陽高校」キックオフ

いわゆるペネトレーター(突破役)が少ないBとしては、ブレイクダウン周辺でいかにFW特有の上手さと力を発揮できるかが勝負の鍵を握る。

 試合はいきなりBペースで始まる。キックオフボールをうずらがキャッチして前進。ショートサイドのチャンスに反応して「まっつん→たも」と繋ぎ、開始20秒で先制トライをあげた。

 

 しかしここから松陽の猛攻の餌食に。絶対的ペネトレーター6番に自由に走り回られて、あっさりトライを奪われる。その後も接点でボールを動かそうとしてミス→独走失トライを2本重ね、前半で15(3トライ)対7(1トライ)と大きなビハインドを負ってしまった。

 意地でも負けるわけにはいかない後半、攻めるチャンネルを5mずらしただけで、ラインブレイクを連発。きむにぃが70m走りきりトライ。イマカズも反応良く裏に顔を出し、ボールを受けてトライ。最後はきむにぃがスペースメイク→イマカズがチェンジアングルでラインブレイク→リョウが走り切って試合を決定するトライを奪った。辛くも辛くも2820で勝利。

 次は柏陽のペネトレーターをずらりと揃えるAチーム。予定されていた浅野高校が出場を直前辞退したため、予選プールは川和高校との一騎打ち。絶対に負けるわけにはいかない。広く面で守り、アタックではエース・カズにいかにいい状況でボールを供給できるかが鍵だ。

 キックオフから続く固いゲーム展開を最初に打破したのは柏陽。ケイがカットアウトで60m走り、目ざとくショートサイドのチャンスをついたチューがトライ。川和もワイド→ワイドとポイントを作らない攻撃を試みるが、横に広く面で守ってターンオーバー。ドキンちゃんがチャンスメイクし、カズが60m走り切る理想的なトライを奪った。

 

しかし後半は川和が喰らいついてくる。セブンスにも関わらず川和伝統のキック攻撃に対して、柏陽は再三キック処理にもたついたことがきっかけで失トライ。それでもカズ、ケイとトライゲッターがしっかりと仕事を果たし、22-5で川和高校を破った。

さてこの日最後の試合は「柏陽B対横浜高校」。さすがアスリートの宝庫・横浜高校。この日タックルにブレイクダウンに、人知れず貴重な仕事を続けたやっさん(左)中心に、必死で戦ったが、1年生中心となったBチームとの実力差は明らか。残念ながら0-31という大差で敗れた。とはいえ松陽戦の勝利のおかげで、予選プールはなんとか突破。Aと一緒に17日(横浜市立南高校グランド)に行われる決勝トーナメントへの進出を決めた。

  

まっつん(左)

 え~、今日は相手ハーフに潰されるわ、サインミスをするわで全然良いプレーができなかったので決勝トーナメントで思いっきり自分なりにプレーしたいと思います。

 

 カズ(左・セブンスキャプテン)

 一人一人が責任もってプレイすれば必ず勝てる、負ける理由はない、そうチームで掲げていた。結果としては勝つことができたが、DFでのコミュニケーションミスやキック処理といった改善すべき点があった。これから一週間で仕上げて決勝トーナメントに臨みたい。

イマカズ(右)

 今日はトライも出来たしいい形でパスをつないだりもできたので収穫もありましたが、なによりも2試合目勝ちたかったです…この悔しさを絶対に忘れないで次の試合からは絶対に勝つために前進あるのみ!

大会後は予定通り(秘密の予定ですが)、希望ヶ丘高校、川和高校と合同練習。希望ヶ丘と言えば、「神奈川にこの人あり」と言われる名将・山下さん(元早大主将、現サントリー主将・山下大悟のお父さんです)が鍛え上げたFW、ラグビースクール神奈川県選抜に選ばれた天才双子・石田兄弟を擁するBK、つまり強豪だ。ゲーム形式でやりはしなかったが、大瀬さんの指導のもとバックローのスクラムワークを修正したり、山下さんから小さき集団永遠の課題・モールDFについて(驚愕の?)アドバイスをもらったり、セブンス大会以上に有意義な練習となった。

椿(右)

今日はセブンスの試合で勝利したり、その後の川和と希望ヶ丘との合同練習でもFWとして非常に為になることばかりでした。今日という一日はとても内容の濃い一日でした。

チュー(左)

今日は、試合はもちろんその後にあった練習が頭に残っている。他チームの巧さに圧倒された。キック、パス等の基本的なプレーを、うまく、より正確に出来るように練習していこうと思う。

 

セブンス決勝トーナメントも気になるが、こうしている間に春の関東予選も刻々と近づいている。時間はない。いい意味で焦りながら、チームとしても個人としても、着々とステップアップしていきたい。

(余談)

1月30日をもって、私も31歳になりました。まぁ自分では気にしてなかったんですが、放課後、主将ケイから「先生、ちょっと・・・」と呼び出され、表に出ると全部員がずらり。嬉しい色紙のプレゼントをいただきました。心優しい部員たちに感謝!

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