大きくする 標準 小さくする

花園予選開幕 初戦は記録的トライラッシュ!

2007/10/15

 10月14日、いよいよ花園予選が開幕し、われらが柏陽フェニックスは県立川崎中心の合同チーム(合同A)と対戦した。この大会はすべてのラガーマンにとって特別なもの。一戦一戦の先には憧れの聖地・花園があり、負ければ3年生の高校ラグビー生活にピリオドが打たれる。3年間の総決算、どのチームも熱い思いを胸にグランドに立つ。相手は合同チームだが、この大会で油断などできるはずもない。

 11時00分、キックオフ。最初の5分が勝負。柏陽はゲームの入りでつまずくと、たとえ格下の相手でも流れを捕まれ、勝手に自信を喪失し、悪循環に陥る悪い癖がある。とにかく最初の5分、ファーストコンタクト、ファーストタックルにすべてを懸けた。

 不安は開始30秒で消え去った。キックオフ直後のラインアウトから、きむにぃが相手のギャップをつき、あっという間にトライ。50m走などは決して速くはないが、相手のギャップをつくときのスピードは絶品。この日はきむにぃの独走が何度となく見られた。

 チェイスの緩さ、不要なペナルティなど不安要素を見せつつも、ケイ、コパ、カズなどトライを取るべき選手がトライラッシュを築く。会場がもっとも沸いたのは前半15分のキックオフリスタート。ドロップキックをキャッチしたリッキーが相手に捕まっては振りほどき、また捕まっては振りほどき、あれよあれよという間に結局一人で相手7人を抜き去り、70m独走トライ。相手に大きすぎるダメージを与えた(今回は「オウンゴールかと思ったー」の迷言は聞かれず)。予想外の大差、前半は50対0で終了。

 

レベルの差を見せ付けたケイ     ラインアウトの安定が柏陽の強み

 後半の入りでは一転して相手に流れを捕まれてしまう。ケガを押して出場していた椿をベンチに下げた途端にFWの圧力が弱まり、相手の執拗なサイドアタックに対し、簡単にゴールラインを明け渡してしまう。「まっちゃん(リハビリ中)がいれば・・・」は禁句。FW全員が早急にまっちゃんのレベルまで、タックル力を上げる必要がある。

 カズはいつものように快速を飛ばしてトライを重ね、うみさんは得意の小森ステップで相手2人を抜き去りトライ、ケイは豪快なストライドで相手を全く寄せ付けずトライ。準備しているサインプレーをほとんど見せることなくノーサイド。90-5というフェニックス史上最高のスコアで初戦を飾った。

 

横断幕に向かって攻めるフェニックス  サイドDF強化が急務

 しかし喜びや安堵は一瞬にして消え去った。2試合目、2回戦の対戦相手を決める試合が行われ、ノーシード最強の呼び声高い平塚学園が、山手学院を完膚なきまでに叩きのめした。スコアは121-0。決戦は次の日曜日。不運なことに今週は修学旅行で練習が全くできない。各自が高い意識でコンディションを整え、日曜のビッグチャレンジを迎える。柏陽らしいアタック、柏陽らしいディフェンス、柏陽のラグビーができれば、必ず会場を沸かせることができるはずだ。

この団扇は!いつの間に・・・。驚きました!これからも宜しくお願いしますね

 

ケイ

「チームとして最後までいい雰囲気でゲームができたのはよかったと思います。ただ、余計なペナルティが多過ぎた。次の平学は、少しでもすきを見せたらすぐにやられる相手。ただ、かたくならずにできることを思い切りやって全力でぶつかりたい。次が楽しみです。」

うみさん

「僕にとっては初めての公式戦でした。最後の最後にやっと仕事ができましたが、ミスをするなど、全体的に乗り切れないまま終わった感じでした。これからの一週間、まだまだ技術を伸さなければいけないところが多いので、しっかりと練習して次の試合に臨みます。」

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル

画像の英字5文字を入力して下さい。:
パスワード: