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あの屈辱から1年。横浜隼人に逆襲達成!!

2007/08/21

 まさに悲願だった。思い返せば約1年前、文化祭招待試合で横浜隼人高校を招待し、クラスメイトが観戦する中、ボロ雑巾のように引き裂かれた。あまりに悲惨な状況でスコアを記録することすら忘れていた(おそらく0-40程度)。全部員素人1年生でスタートした昨年、試合に勝利することはほとんどなかったが、もっとも屈辱感を味わったのはこの試合であった。新シーズン、「逆襲」をテーマに掲げたとき、誰しもが「隼人」を想像したに違いない。

 あれから1年、柏陽は着実に強くなった。もちろん、隼人も強くなった。花園予選が間近に迫ってはいるが、この日の練習試合は柏陽にとって1年越しの「決戦」であった。勝負どころは、サイドディフェンス。優れたスクラムハーフを基点にFWでサイド突破を狙う隼人のアタックに対し、柏陽FWがどれだけ意地を張って前で倒し続けることができるか。

 

 キックオフ。お互いキックを使いながら中盤での攻防が続く。ピック&ゴー、隼人はやはり近場を崩しにかかる。しかしこの日の柏陽は簡単にはゲインを許さない。合宿後から練習している「DFセット」の成果が現れ、ラックサイドに穴を作らない。椿が、リッキーが、やっさんがタックルに突き刺さる。前半10分、スクラムからサインプレー一発でエース・カズが中央にトライ。しつこくサイドを守る柏陽FWに対し、隼人は徐々にボールを展開し始める。ケイを中心に合宿を通じて安定感を増したBKラインDFがプレッシャーをかける。相手がミスしたボールを小林が拾って独走トライ。140で前半終了。前半は元気な相手に対して我慢を続け、後半一気に走り勝つつもりが、リードして折り返す展開となった。

 

 後半足が止まり始めた隼人に対し、柏陽はしつこく連続攻撃をしかける。1年前の印象とは異なり、隼人DFはほとんどアップせず、巧みにプッシュアウトして外を余らせない。柏陽は回せど回せど、外で取りきれない。しかし「ピラーDFはこう崩す」を菅平で学んだ柏陽は攻め方を修正。キムニィがついたギャップにケイが反応しオフロードパスを受けてゲイン、そのボールを椿がさらに前進させ、最後はリッキーがトライ。

 その後は、相手BKのミスボールをカズ→どきんちゃんと繋ぎトライ、カウンターからコパが相手を抜き去ってトライ。キムニィの凄まじいカバーDF、やっさんの意地のタックルなどが相手の攻撃の芽を摘み、後半はピンチをほとんど迎えることなくノーサイド。33-0、完勝である。

嬉しい。しかし大きな感動はない。なぜなら、1年前の屈辱からこの日のキックオフまでの間、必然の過程を歩み、準備を重ねてきたからである。どちらかと言うと、ホッとした感じだ。一つの大きな壁を越えた。隼人のおかげで強くなれた。しかし柏陽はもっともっと強くなれる。理想を高く、一層激しく。長かった夏の練習も残すところ1週間。

キムニィ

やっと1年越しの逆襲が達成できました!去年の文化祭でボコボコにされてからは,このために辛い練習を乗り越えてきたようなものだったので,ノーサイドで勝利が決まった瞬間はホント嬉しかったです!

やっさん

去年の文化祭で悔しい思いしたのをぶつけることができてよかった!自分にとってはケガからの復帰戦でもあってとても緊張していました。みんなが頑張っている間、自分がどんどん置いていかれた感じがして、試合中もその差をすごく感じました。でも自分ができることをぶつけたのでとても気持ち良かったです!チームが去年からやってきたことを信じてぶつけたので今回の逆襲ができたと思います!この先もっと上を目指すにあたって、まずはみんなに追いついてさらにみんなと頑張っていかなくちゃと感じた試合でした!

リョウ

今回の横浜隼人戦は夏休みの練習の成果を見せる場であったし、[逆襲]の相手であったのでとても気がはいった。それが全員プレーにも表れ、完封勝ちした。自分はというと、とりあえず夏休みに練習してきたブレイクダウンやタックルなどで前よりは全然よくなったと自分でも感じる事ができたし、その後の一年生主体での試合でトライも決めれたなどいいことづくしだった。
でもまだまだ。タックルが高いとか、キックキャッチとか個人技術が自分はまだまだだと感じた試合でもありました。試合には勝って[逆襲]を果たしたけどもっともっと個人練で技術をあげてもっともっとチームに貢献できるようになりたい。そのためにも夏休み最後まで短いけど気を抜かずに頑張りたいと思います。

 

アフターマッチファンクションの光景。

1年生は初体験。これがあってはじめて「ラグビー」です!

ケイのキャプテンソロから始まる校歌。

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