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東海大相模戦 第1クールの成果を発揮!

2007/07/28

 相手は何しろ県2位の東海大相模である。向うから「1年生試合を組んでもらえませんか?」と依頼が来た。なぜ柏陽に??と思いつつ、

「うち(柏陽)は何しろ経験者ゼロの素人集団なので・・・」

「いやいや、うち(相模)も半数近く素人ですので」

(いいなぁ。やっぱり半分も経験者なのか・・・。)

「力差がありすぎてゲームにならないかもしれませんので、2年生を数名入れさせてください」

「分かりました。うちもけが人が結構出てしまっているので、何人か2年生を出します。」

  

夏練習のテーマは「CrushFight」心身ともに自分の限界に挑戦し、今までの弱い自分をブチ壊して生まれ変わること。メニューはほぼ「アルティメット」のみ。正直きつい、痛い、ついでに暑い。プレー中に何度も何度も弱い心が顔を出す。誰しもが体調不良やケガを口実にアウトしようと思えばいつでもできる心身の状態だ。

1クール、想定以上のサバイバル状態になった。ケガ、体調不良が続き2チームどころか1チーム作るのが精一杯だ。「1年生中心にチームを組み、格になるポジションに2年生を配置する」どころでははい。生き残っている選手でちょうど1チーム、そのメンバーで臨むだけとなった。

 

 16時キックオフ。連続攻撃で相手ゴール前に迫る。あと5mが届かず、一進一退。しかし、相手にボールが渡ったときでも前に出るDFが機能し、相手がミスを連発。5分以上相手22m内に居座った。1年生司令塔ひゃくぞうがテンポよく順目にボールを動かし、最後はカズのチェンジアングルで先制トライ。

 キックオフリスタートで自陣に入れるも、しつこい連続タックルでターンオーバー。チューの的確なキックで再び敵陣ゴール前へ。初のFBでプレーするケイの飛ばしアウトに、チームいちのパサー・どきんちゃんのピンポイントパスが届いてトライ。その後も連続DF→こぼれ球をセービング→キックで敵陣へ。連続攻撃でトライを追加し、前半を210で折り返した。

 

 1年生中心とはいえ東海大相模と名のつくチームが、できたてほやほや県立素人チームに負けるわけにはいかない。後半開始早々、東海大相模の意地と執念が爆発し(もちろんメンバーも若干入替え)、トライを連発。明らかに突破力を増した東海大相模の攻撃に対し、余裕を失った柏陽は接点でペナルティーを繰り返して後退。試合は完全に相模ペースとなった。それでも数少ないマイボールを1年生ハーフ団(あずき・ひゃくぞう)がテンポ良く動かし、連続攻撃で柏陽のリズムを取り戻す。スクラムから抜けたカズにあっきが絶妙のサポート、勝負どころで1本トライをもぎ取った。

 ノーサイド、スコアは2622。トライ数は4本対4本。表情どおり、冷静に淡々とコンバージョンゴールを決めたひゃくぞうのキック差でなんとか勝利を収めた。

 

 9月の新スクラムルールで行われた。まだまだ練習が必要。

 この試合は第1クールの成果を確かめる場でもあった。そして「ブレイクダウン」「前に出るDF」「フィットネス」に関して、見事に結果を出すことができた。

アルティメットで使った4種類のラックがこの試合の連続攻撃を支え、前に出るDFが相手のミスを誘った。今までの柏陽なら、最後にフィットネスが切れて逆転を許しただろう。キック差で勝てたのも、最後までタックルに走って中央にトライを取らせなかったからこそである。課題としていたフィットネスは、確実に上がり始めている。アルティメット成果が早くも目に見える形で現れたのである。

 

うずら

 今日の試合は県2位の東海大相模との二度目の対戦。個人的には初めてのロックとしての試合でした。夏休み、あんだけ走って来たんだから絶対に勝てると思って望めました。序盤に柏陽が3本トライを取って、いいムードで前半を折り返せたのに後半は相模ペースで2本取り返されてしまいました。今までの柏陽だったら、このままズルズルと逆転されていったんだろうけど、今日は今までと違って走って走ってディフェンスすることが出来ました。やっぱりここに、夏休みずっとやってきたアルティメットの成果がでているんだなと感じられました。今日の試合はアルティメットの成果を実感できた事と、何より勝てたことが嬉しかったです。あと、個人的にはぴーのスローがなかなか良くて、自分も本当にうかうかしてられないなと感じた試合でした。

B&G 

『今日は夏休みの第一クールを締めくくる、東海大相模戦でした。今まで一年生は4、5人が途中交代…など、やはりまだまだ試合は先輩が中心だったけれど、夏休みは"レギュラー替えまくる"という先生の言葉通り…今日は15人中半分くらいが一年生でのスタートでしたっ。
前半…トライもキックも決まって、すごく良い流れでハーフタイムを迎えられてたと思います(ほっしゃんが腰のケガで途中離脱は残念ッ…)後半はトライを奪われ、トライ数は追いつかれましたがキックで競り勝ったまま試合終了っ!!試合前のスプリンクラーのせいもあってかみんないつもよりドロドロで帰ってきました。お疲れさまです。
これからもっと暑くなって熱中症とか心配ですが、体調管理を気をつけて…ケガしてる人もケガが良くなってみんな万全の体で合宿を迎えたいなぁと思います。そのために自分がなにかできる事を探してがんばります。』

試合後のケイが全員に語りかけた「第1クール、きついし痛い練習が多かったけど、でもきついこととか痛いこととかやらないで勝っても、そんなの全然嬉しくないし・・・」

CrushFight」チームとしても、苦しみながら1枚目の殻を破った瞬間であった

1クールの「CrushFight賞」は、文句なしでリョウ。きついメニューでも痛いメニューでも「目が生きている」。とにかく前向きで元気。アルティメットが人工衛星化したときこそ本領発揮。2年生も含め、すべての部員を置き去りにして走り続けた(MGいわく、草原を駆け回る犬みたい・・・)。まもなく短期語学留学から帰ってくる元祖ハイエナ・リッキーとの勝負が楽しみだ。

Crush&Fight賞として、立教2004年Tシャツを受け取ったリョウ。

この試合のスイープ数はチームトップの15個。

 第1クールは東海大相模戦に勝っていい形で終われよかった。限界突破という事で始まった第1クールはアルティメットがきつかったけど、始まってから一度も「痛い」などで休まず、走りに走って走り抜けた事がこの試合でも出せたと思う。試合自体は走れたとは思うけど、ボールはもらいにいけなかったしタックルは怖がらずに突っ込んだらタックルになってたらしくて、今度はもっと積極的にもっとたくさんタックルをしたい。今日は先生に選ばれてとても嬉しかった。でもこれに浮かれずこれからも休まずもっと誰よりも走って試合でも活躍できるようにしたい。
最後に…次の第2クールも走って走って走りまくる!

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