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横浜市練習会 スクラムに収穫あり!

2007/07/22

早朝から降り続いた雨も午後にはすっかり上がり、見事なほどの熱中症日和・・・。しかしそのコンディションに気付かないほどの美しい芝グランド。722日、関東学院大学ラグビー場で横浜市強化練習会が行われ、13校200名が参加した。

コーチはトップリーグ選手(リコー ブラックラムズ)2名。一人はわれらが柏陽フェニックスコーチの小森選手、もう一人は早稲田で日本一を経験し、昨年からリコーで活躍している池上慎介選手。加えてタマリバクラブ(全国クラブ選手権4連覇中)からも現役選手が11名も来てくれた。

この日のメインはルール改正されるスクラム。プロップが対面をあらかじめ掴んでから5人で組み合う従来のスクラム(バックロー3人は後づけ)はこの夏で変更され、今後は大学社会人と同じルールで行われるようになる。ウォーミングアップとハンドリングドリルを終えてからは、タマリバの模範やアドバイスを受けながら、1時間以上スクラムセッションが行われた。柏陽としては体調不良や家都合で全くFW前5人が揃わず、この日は初ユニットで臨んだ。

 

1番(左プロップ)に入ったのは1年生のぴー。フッカーとしてスクラムを覚えようとしている矢先の突然の1番指名。固定スパイクを持ってきてしまったこともあり、他校と組み合っても全く形にならなかった。しかし元々運動能力の高い選手。プロップ初日にも関わらず練習後に行った他校とのスクラムでは見事に修正し、プロップとして十分やっていける可能性を示した。自他共に認める、ウェイト大好き筋肉大好きっ子。この先フロントのポジション争いをぴーが加熱させること間違いなしだ。

ぴー

今日の横浜市練習会は柏陽スクラムの次の課題を見つける良いきっかけになったと思います。それはヒットの弱さ。横浜隼人のスクラムはロックがフロントローを出来るだけ引き、エンゲージの瞬間爆発させるというまさに理想的なスクラムでした。しかし柏陽はまだロックとフロントローがうまく噛み合っていなかったので、そこから修正していきたいと思います。
このような課題もありましたが練習の成果も出せたと思います。それは練習最後のスクラム。ヒットはイーブンでしたが、「テリーズブートキャンプ」で教わったスクイズ(強くパックする)が出来たので横浜隼人を押し込む事が出来ました。後、同学年の人と話せたので楽しかったです。

やっさん

小森コーチなどのトップリーガー、タマリバクラブのコーチングを受けながらの練習会ですごい恵まれた環境でラグビーができました。FW・BK分かれてFWはスクラムを組みました。スクラムの組み方が変わるということで今までのヒットができなくて思うように組めませんでした。特にヒットをこれからフロントだけでなくFW8人でしっかり練習して行かなければならないと思いました。練習会後にタマリバの選手にラインアウトのキャッチのポイントを教えてもらい少し改善があったので明日からポジ練で練習していきたいです。柏陽は恵まれた環境でたくさんの技術、情報を得ている。それを柏陽なりに工夫し、それを反復していくことが大事だと思った練習会でした。

 

 

                小森コーチ(左)と池上選手(右)

練習後にはタマリバの2名からラインアウトを特別指導してもらった。この二人、実はそんじょそこらの選手ではない。小泉選手はタマリバいちの職人としてマスコミの評価も高く、TV放送で解説者から「タマリバのマットフィールド」と評されたほど。ちなみにマットフィールドとは世界最高峰・南アフリカの英雄ロック。小泉選手は風貌も激しさも仕事ぶりもまさにマットフィールドばりということだ。もう一人はラグビー関係者で知らない人はいない有名人、高田晋作選手。私と大学同期で慶応大学が日本一になったときのキャプテン。ラグビー選手離れした?ルックスでラグビーマガジンの表紙を飾った男だ。今年度はタマリバを離れ、慶応大学コーチとして指導中。柏陽FWにとってはまさに贅沢のきわみ(どれだけの贅沢をしているかの自覚は??だが)。30分近くキャッチング中心に教えてもらうことができた。

左端が高田選手、右端が小泉選手  椿と並んでこのデカさ・・・。

ドキンちゃん

今年は個人の目標として『体重をふやす』という目標をたてていたのですが、ほとんど体重が増えなく困っていたので、体をデカくするコツみたいな事が聞けて良かったです。(あんなごっつい人が言うんだから間違いない。)そこで聞いた中で印象的だったのが『イモを食べる』という事。なんでもトンガ人はイモをたくさん食べるそうです。今まで肉とご飯ばっか食べてれば良いのかな~と思っていたので意外な情報でした。あと1日6食食べるという事。朝ご飯、朝と昼の中間、昼、練習前、練習後、夜…という感じでお腹が空く時間を無くすようにコマメに食べる事が大事だそうです。他にもプレーの事もいろいろ聞け良かったです。イモもたくさん食べて体をデカくしたいと思います。

 

夢中になってベストを尽くすから物事は熱を帯びて「楽しく」なる。何事もふざけ半分でやっては、面白くとも真の「楽しさ」にはならない。海外では「面白かったかい?」という意味ではなく「ベストを尽くて楽しめたかい?」という意味で、よく試合後などに「Enjoyed?」と聞いてくる。それが彼らにとって「エンジョイ」の意味なのだ。明日からはいよいよ夏練習。個人練習もウェイトも全体練習もフィットネスも、すべてをエンジョイしよう!

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