5月6日　照りつける太陽、暑さに順応していない身体、見事なまでの熱中症日和に秋葉台運動公園球戯場で高校総体セブンス大会が行われた。決勝トーナメントはなく、ブロックごとに総当りで優勝を決めるこの大会、柏陽の入ったブロックは「小田原城北工業」「合同A（七里ガ浜・深沢・大船・藤沢西）」そして昨年15人制と７人制で２回対戦し２回とも蹴散らされた相手「鶴見高校」。

1試合目・小田原城北工業戦

　キックオフリターンから繋いで走って一気に相手ゴール前へ。一度は相手にボールが渡ったものの、ケイのプッシュアウトDFのプレッシャーで相手がハンドリングエラー。ボールを拾ったケイがそのままトライ。幸先いいスタートを切った。その後もすぐにドキンちゃんが相手を仰向けに倒してマイボールに。スクラムからサイン一発、カズが相手に触れさせずにトライ。認定トライで1本返されるも、8割方攻撃で前半終了。後半は全員暑さでヘロヘロになりながらも、リッキーの決死のカバーDFなどでピンチを防ぎ試合時間は経過。後半4分にドキンちゃんのキック→ドキンちゃんのタックル→ドキンちゃんのパスダミー→リッキーのトライで突き放してノーサイド。１９－７で勝利した。試合後のコメントは全員同じ。「やばいっす。この暑さ･･･。」しばらく日陰でバッタリ。

2試合目・合同A

　開始早々、コパがセーフティーゾーン（絶対に相手に触られないランニングコース）を独走。コパは運動能力抜群なので「矢富系スクラムハーフ」と私は勝手に呼んでいるが、まさにそんな動きを見せた（やっぱりスキンヘッドにしたら？）。その後もスクラムからケイがカットアウト一発でトライ。たたみ掛けるように、モールで相手ボールをダッシュして連続攻撃、最後はケイがトライ。タモリも落ち着いてコンバージョンゴールを2本決めて早々と試合を決めた。ところが後半、気が緩んだのか相手を一気に波に乗せてしまう。ペナルティの連続でトライを許すと、15人制でいつも苦しめられる相手10番のパワフルなアタックでさらに失トライ。波に乗せてしまった相手に、柏陽はまたもヘロヘロな姿で連続DF。最後は相手のミスボールをうずらがつなぎ、コパが独走トライ。なんとか２４－１４で試合終了。

３試合目・鶴見高校

　相手は3年生でバッチリ固めたメンバー。WTBのチェンジオブペースやSOのパスダミーは切れ味抜群。小田原城北工業に対しても合同Aに対しても、もがきながら勝った柏陽とは異なり、鶴見は格の差を見せ付けてワンサイドでやっつけていた。客観的に見て、柏陽より強い。しかし「優勝」という初のタイトルがかかった試合、ここまできて負けるわけにはいかない。キックオフ前から気合は十分。

　前半１分、ミスボールを拾ったカズがセーフティーゾーンを走りきりトライ。続くプレーでも、カズのビッグタックルにはじまり全員がタックルしては相手より早く起きてまたタックル。柏陽が追求すべき連続DFでボールをゲット、最後は頼れるセブンスキャプテン・カズが走りきってトライ。あまりの好スタートでチームの雰囲気はノリノリ状態へ。スクラムからサインでケイが独走するとサポートについたコパがもらってトライ。前半で勝負を決めた。後半もまっちゃんのアグレッシブなDFなどで相手のチャンスをつぶし、終盤相手の意地を食らうも２４－１２でノーサイド。ボロボロの身体、泥だらけの顔、そして満面の笑み。昨年全く相手にならなかった鶴見にリベンジ達成。そして高校総体ブロック優勝を成し遂げた。

セブンスキャプテンのカズ

　柏陽、初のタイトル獲得おめでとう！！テーマである“逆襲”も果たせたし、個人としての成長のきっかけにもなったはず。体調不良やケガ人が多く、練習も十分にできないまま試合に臨むことになったが、一人一人が責任を感じながら闘えたと思う。また、炎天下の中体力を奪われ、思うような動きが続けられなかったが、みんな最後まで気力で粘り通すことができたと思う。まだまだ逆襲するべき相手が残ってる、一年といっしょに強くなっていこう。

決勝の鶴見戦、最後まで自慢のタックルで相手のチャンスを摘んだまっちゃん（中央）。

　今日は怪我人やらなにやらで11人しか来てなくて、しかも会場についてから調子悪い人が出たため、９人で回すという状況だったので、体力的に非常に苦しい試合でした。

　１試合目は小田原城北高校。前半はみんな動き回って、トライを重ねてたものの、後半の中盤くらいに入るとけっこうバテが見え始めました。前半に稼いでたので試合には勝ちましたが、これはまずいなと思いました。
　２試合目の合同Ａとの試合でも、前半に稼いで後半はバテバテの中なんとかしのぎきるという感じで、なんとか勝利しました。次の試合まで時間があったので、３試合目の相手の鶴見の試合をみんなで観戦しましたが、鶴見は足速いやつも何人もいるし、後半の最後までみんな活発に動けてました。でもウチも次勝てば優勝ってコトですごくヤル気がでてました。
　試合が始まるとまずゲームキャプテンのカズがたてつづけに２トライをとってくれて、これでチームはどんどん勢いにのり、前半で一気に３トライをとりました。後半に入ってもみんな１・２試合目と段違いの集中力で闘いました。相手に独走されても諦めずに追い続けて、トライを防いだシーンも何度かありました。とにかくみんな足が動く限り必死で走り続けてなんとか勝利しました。
　試合後スリーチアーズを相手チームにやったら、悔しいはずなのに、おっきな声で『ありがとうございました！！』って言われた時はなんだかすごく感動して、ラグビーって良いスポーツだなぁって実感しました。やっぱラグビーは勝ってなんぼだと思うので、これからもじゃんじゃん優勝したいです！

相変わらずのサポート、相変わらずのタックル、久々のペナルティ連発で反省するも、チームがきついときに一番走ったリッキー（左）

　優勝できて本当に嬉しかったです！ ケガや体調不良でメンバーも少なくマネージャーもいなかったので全て自分達でやるのは大変でした。チームとしてはみんな最後まで諦めずに闘ったのでとても満足のいく試合でした。個人的なプレーでは直さなきゃならないところはまだまだたくさんあります。優勝できて自信もついたし、さらにもっと上を目指してこれからもがんばりたいです。

★今週日曜は招待試合。立教大学ラグビーフェスタに招待され、立教新座高校と対戦します。

プログラム：
１０：００　開会式（川崎監督、安武主将あいさつ）
１０：１５～立教新座中ｖｓ埼玉ラグビースクールジュニア（１５ｍｉｎ×４本）
１１：３０～立教新座高ｖｓ柏陽高校（２５ｍｉｎ×２本）
１２：００　立教ＯＢ・不惑倶楽部集合
１２：３０　セレモニー：入部式
１３：００～新人ｖｓ若手ＯＢ（３０ｍｉｎ×２本）
１４：００～不惑倶楽部ｖｓ立教ＯＢオーバー３５
１６：００　閉会式