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崖っぷちで自力発揮、合同Gに快勝!

2007/04/15

もとより15人のチーム。しかし大会前にけが人が2名・・・。

頼れるスーパー助っ人(というよりPHOENIX一員)のタクを加えても1名足りない。初戦の商大戦は無理をしたチューも、やはり限界。この日は挨拶の瞬間だけ15人、キックオフと同時に14人で戦うことになった。相手は新人戦で倒した合同Gチーム(藤沢西、七里ガ浜、大船、深沢)。実は新人戦の日、合同Gにケガやノロウィルスが発生し、相手は14人しかいなかった。つまり今回は状況が逆。相手は万全、さらに復習に燃えている。PHOENIXにとっては、油断どころではない。

11:00 キックオフ

 直後から相手の怒涛のFWサイドアタックが繰り返される。8・10・15に核になる選手を配置し、体もデカい。とはいえ、柏陽も低いタックルで対抗する。順目を守り続けること3回、まっちゃんのジャッカルしたボールをおっさんが展開。そのボールを受けたのはコパ。この日「アタックはスクラムハーフ、DFになるとブラインドウィング」という荒業をあっさりとこなした万能フットボーラーが独走トライを決めた。幸先いいスタート。

練習1日だけで、ハーフをほぼ完璧にこなしたコパ。自ら独走トライも決めた。

 その後も相手は「1次でクロス系→FWサイドアタックを延々と」という攻撃を仕掛けてきた。柏陽は速いセットと低いタックルで応戦。特に膝下に刺さり続けたのはまっちゃん。相手のリズムを寸断したのは、いつもまっちゃんのサイドDFであった。

 我慢を続けて訪れたチャンス。連続攻撃からケイのロングパスにタモリが反応してカットイン。キャッチの瞬間に対面を抜き去ったかと思えば、内から追いかけてくる相手SOを外に振り切り独走。待望の待望の「人生初トライ」を決めた。もちろん喜んだのは本人だけではない。この瞬間を待ち望んだチームメイトが心から祝福する。チームのテンションは一気に高まった。

 相手FWの連続サイドアタックを凌いで凌いで、BKに展開されたらしめたもの。安定してプレッシャーをかけることのできるBKラインが相手を封じ、ミスボールをカズが独走してトライを重ねた。その後もケイのチェンジアングルなどでトライを重ね、最終スコアは43対5。PKの繰り返しでジリジリ後退して失った1トライが悔やまれるが、14人という逆境を自力で跳ね除けた。

 

 今やすっかりエースのカズは、この日も3トライ。DFでも夏合宿最終戦で体得した「火を吹くような高速タックル」で、ピンチをすべてつぶした。ケイもチェンジアングルやDFで成長度をアピール、リッキーは相変わらずのタックルとサポートで3人分以上の仕事量をこなした。しかしこの日のMVPは間違いなくタモリ。自分なりのWTB像を考え、時には悩み、やっとつかんだ初トライ。しかもごっつぁんトライではない。見事に相手2人を抜きさってのトライだ。後半20分にはこの日最大のピンチが訪れるも、一人でカパーに走って相手の独走を阻止したかと思えば、「小森さん見てください!」と言わんばかりの「スマザージャッカル」。「素直な選手が一番成長する」ということを体現して生きる男が努力を実らせた試合だった。

大活躍のタモリ。忘れられない試合に。

みっさん

 予想通り多かったサイドディフェンスは、少しはずすもあったがゲインはほとんどされず、なかなかの出来だった。また、走り込んできた成果か、いつもよりたくさん走り、ポイントで多く働けた。ただ軽く走れる状態になれたのが後半からなので、今後は試合の頭からベストな状態でいられるようにしたい。

まっちゃん

 この1週間は新入部員勧誘とかで忙しかったから、いろいろと心配だったけど、いざ試合となるとミンナ緊張も忘れて動き回れてたので良かったと思う。来週の試合はベストのコンディションで臨んでも相当キビシイと思うから、よりいっそう練習しなきゃと思う。

コパ

 初めてのSHでずっと足がフワフワして落ち着きませんでした。二回くらいポイントに寄るのを忘れてしまいましたが自分なりにかなり頑張れました!!個人のランニング能力はもちろんでしたが、FWのサポートがホンットに早くて的確でBKはかなり助かりました!!次の東海大相模には文字通り当たって砕けましょうー。

タモリ

 ボール持ってインゴールまで走り抜けた時に審判も相手チームもみんなが自分を見ていて、その時に初めて『これがトライなんだ』と実感しました(笑)。また、自分でタックルしてすぐ立ち上がってジャッカル出来たのがなかなか嬉しかったです。

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