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春合宿2日目 トレーナー・ちんぺー参加

2007/03/29

 春合宿(通いの二部練)のテーマはひとつ「走りこむ」こと。今まで技術練習とウェイトトレーニングを最優先課題とし、走りこみを一切無視してきた柏陽は、はじめて徹底して走るという経験を積んでいる。60分間切れないスタミナがあってこそ、持っている技術や判断力は生かされる。練習では前半25分はランニングフィットネスメニュー(走りまくる)、後半30はコンタクトフィットネスメニュー(当たって押して寝て起きてなど)、1試合分のプチ地獄。無尽蔵のスタミナをつけながら、セーブせずに最初から「出し切る」ということを体で覚えるべく、この春は過酷な練習を重ねている。

 さて、この日はトレーナーが参加してくれた。名前は安藤隆史、通称ちんぺー(由来不明)。私の大学ラグビー部の後輩である。この日は午前中はグランド練習に参加してくれ、午後は「ストレッチ」と「ウェイトトレーニング」の指導を行ったくれた。さすがプロフェッショナル!目からうろこの知的財産をたくさん伝えてくれた。以下、まっちゃんによる記事

 春合宿2日目の日、柏陽フェニックスの練習にチンペーさんが参加してくれました!スキンヘッドで眼鏡をかけた面白いヒトで、松山先生の大学の後輩で、トレーナー経験のある方です。
 チンペーさんは、午前の練習からずっとつきあってくれて、TOMやコンフィの時にコンタクトバックをもって、受けてくれたりしました。みんなチンペーさんに跳ね返されながらも、なんどもなんども挑戦していました!TOMをやって、ミニゲームを5分×3本したあとのランフィは、暑さなどもあったせいか、みんな相当こたえていて最後の方は全く声でなくなっていました。そこでチンペーさんが『こーゆー時こそ誰かが声出さないとダメだよ!!』と教えてくれました。まったくそのとおりで、うちのチームの課題はまさにそこにあると思いました。

 昼飯をたべて休憩したあと、午後はまずレス場でチンペーさんとストレッチをしました。うちが普段やっているストレッチは、動かないでやるものだけで、動きながらやるストレッチも組み合わせてやると良い、と教わりました。そのあと、『ひざはつま先より前に出さない』、『上体を前に倒して、重心はかかとではなく土踏まず』といったスクワットの正しいやり方を教わり、ウェイトルームで実際にオモリをつけてやってみました。人によってバーの位置が違うらしく、ローポジションというのとミドルポジションというのの2パターンで自分はどれが適切なのか、一人一人見ていただきました。そのほかにも、ウェイトメニューひとつひとつについての正しいやり方や、器具の使い方などについても細かく指導してもらいました。特に首アイソメは、頸椎を痛めてしまうことがあるという話で、ホントに気をつけなきゃいけないと思いました。
この日チンペーさんに教わった正しいやり方でウェイトを実践して、ばりばりと筋肉をつけていかなきゃなと思います!

 「すごい上手いですね。とてもラグビーを始めて1年とは思えないです。今日は本当にいい経験をさせてもらいました。「最初から出し切る」ことの意義として、勢いや流れをつかむことのほかに、ベンチプレスでも1stセットでベストパフォーマンスを出し切れてこそ最大の効果が得られます。まんべんなく走るやつは、まんべんなくの効果しか得られません。僕も頑張りますので、柏陽のみんなも何事も『出し切り』で頑張ってください。また時間ができたら来ますね。」ちんぺー

 

 ちんぺーと話すと、大学時代を思い出す。そういえば東伏見のグランドで、ランニングフィットネスを85分(ロスタイム込み)やっていた。舞い上がる砂埃。過酷も過酷。間違いなく、日本で一番走れるチームだった。当時のラグビー部寮は地震=即崩壊のボロボロな建物。先輩と後輩で相部屋を組むが、なんと6畳に3人。2段ベット2個に机を3個置くと、それはもう歩くスペースしかなかった。これまた過酷。ちんぺーと私は、実は半年間同じ部屋で過ごした仲(小森コーチや沼田氏も同じ寮に住んでいました)。夜中にいびきのうるさかったちんぺーに対し、もう一人の先輩とブチ切れてタオルなどを投げつけたこと数回。当時は辛い生活だったけど、今思えばたくさん笑い、たくさん泣き、輝いていた時代だったなぁと誇りに思える。

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