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「サニックスvsリコーin柏陽」 沼田選手と小森コーチが参加!

2007/02/10

 2月10日午前11時 濃密でいて長い長い一日は、いつもとは違う光景からスタート。全部員で学校周辺と学校内のごみ拾いを行った。 

 思えば私(松山)が高校ラガーマンだったころ、2ヶ月に1回程度学校近隣のごみ拾いを「やらされて」いた。ラグビーに全精力を傾けていた私は「こんなんさっさと終わらせて、はよ練習やろーよ。マジだりー。」と思いながら歩いていた。そんな私が自分の足元のごみに気付かずに通り過ぎた瞬間、(鬼)監督からの鋭い言葉が突き刺さってきた。「お前はそのごみに気付けねぇ。だからお前のプレーはいつまで経っても伸びねぇんだよ」・・・当時はムカついた。上京して勝負の世界に身を置き、数年経ってからその言葉の意味がやっと理解できた。

 

 柏陽Phoenixはこれからも月1回、清掃活動を行っていく。そこに大義名分はない。ごみを拾う意味は、選手一人ひとりが見つけていけばいい。もしかしたら、それが人生を変えるきっかけになるかもしれない。すべては自分の心次第だ。

 

 さて時間は経過し正午、一台の高級外車がグランド脇に停車。下りてきたのは福岡サニックスブルースで活躍中のプロラグビー選手・沼田一樹選手。この日は同じく現役トップリーガーの小森コーチに加えて、沼田選手も一緒にプレーしながらコーチングをしてくれた。なんという贅沢!! 

 アップ後にレスリング場に移動し、ガチンコ生タックル。一緒にプレーしながら小森コーチからは「踏み込みからのスピード・勢い」、沼田選手からはサニックスでいうところの「フック」というスキルが伝授された。

 

 その後はグランドに戻ってパス&キック。この日に向けてキック練習を重ねてきたキムニィのロングキックは、沼田選手からもお褒めの言葉をいただくことができた。とはいえ、柏陽部員のキックが3~4本に1本がビッグヒットしたのに対し、沼田選手のキックはアップの4本を終えた後は百発百中。すべてが「ギュルギュルー」っとカッ飛んでいった。もちろんパスも別格。同じ距離のロングパスでも、沼田選手のパスモーションは限りなく小さく、弾道もまったく浮かずに高速であった。

 

 その後は二人を交えてラインアタック&DF。パスダミーで現役トップリーガーを柏陽選手が見事に抜いたときは大盛り上がり。最後はFWBK分かれ。FWはこの日に参加してくださったOBの石戸さんと都知木さんの大きな大きな胸を借りて生スクラム(またお願いします!!)。BKは小森コーチ・沼田選手からクロスのコツなどを教えてもらった。

 

 本当に学ぶことが多かった一日(全映像をMG2人が走り回ってバッチリ録画!)。二人から柏陽に新たに与えられた課題は「声」。プレー中のコミュニケーションしかり、合間のお互いの要求・意見しかり、盛り上げ声(気合)しかり。ずっと密かに抱えてきた課題は、やはり一発で見抜かれてしまった。

 

 沼田選手、小森コーチ、今日は本当にありがとうございました。次に来てくれるときまでに、今日教わったことと「声」だけは、必ず克服・達成していたいと思います。これからもどうかよろしくお願いします!!

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