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PHOENIXⅢ期 オギ組卒部式(カワッチ)

2011/04/03

3月11日の東日本大震災が起こってから15日たった3月26日、いまだ各地で余震が続く中42期、フェニックス3代目「オギ組」の卒業セレモニーが行われた。
現役は震災の影響で学校の完全下校時刻が早まりろくに練習できない日が続き、OBとたいして変わらない体力なのではないかと懸念されていた。また、受験モードに突入した3年生はなぜか一回り大きくなっており、さらにタマリバで練習を積んだ人もいるという予想外の事態。
こんな状況でタレント揃いの3年生相手にどれだけやれるのか不安でもあったが、久しぶりの試合、それもお世話になった先輩方とやれるとなれば自然に燃えてくる。恩返しのつもりで全力で闘った。

 

 
10分ハーフで行われた現役VS3年生主体OBチームの試合は前半、OBに好き放題走られトライを量産されると思いきや、この冬ずっとやってきたタックルの成果が出てしぶとく食らいついていくことができた。しかしチマのパワフルな突破や、BKのスピードのある走りにやられ0―10で折り返した。
 

後半は敵陣で菅原が上手くパスカットをして、ゴール前FWがねじ込んでトライ。その後OBに一度トライを許し5―17でホイッスル。

カリブ
「この試合はオギ組に勝つ最後のチャンスだったので気合いは入っていましたが、結果はオギ組の自由奔放なプレーにやられてしまいました。しかし、この試合を通して課題が見つかったので、その課題を修正して関東大会予選では良い結果を残せるようにしたいです。」
  
 
 次に去年の花園予選のメンバーVS OBの10分ハーフの試合を行なった。
まりものハイパントもオギのランもいまだ健全。また、カリブやガンセキも力強いヒットで前進した。対するOBもほっしゃんの突破やトキのステップなどで応戦した。
その試合は後半にトライを重ねた花園予選メンバーが勝ち12―0だった。

ペタンク
「いままでやってきたタックルが全体的によくなっていると感じました。しかし組織でのディフェンスなどの課題もはっきりしてきたので、それらを克服することが新たな目標となりました。」

 

 
 
 
追い出し試合の後、保護者の方々が用意してくださったご飯をいただきました。そこでフェニックスⅠ期の先輩方には成人のお祝いに緑のネクタイとお酒がOB会からプレゼントされました。成人おめでとうございます。スーツ姿かっこいいです。
 


  

 
その後の卒部式は東日本大震災の被災者への黙祷から始まった。
たくさんの方から話があったが、今日本は大変な危機に直面している。 ラグビーを通して幾度の困難をも乗り越えてきた強い3年生達だからきっと大丈夫。頼もしい仲間と共に未来を切り開けると思う。
僕たちはそんな中ラグビーを頑張ろうと思う。今はそれしかできないので。(汗)日本がこんなに大変なときにラグビーやれるって贅沢なように思える。
 


 

 

 


 

 

 

 


 OBや保護者の方々、このような素晴らしい会を開いていただきありがとうございます。いつもとても感謝しています。この感謝の気持ちを試合で体現できたらと思います。本当にありがとうございました。

 
そして突然のことで驚きました。今まで柏陽ラグビー部を支えてくださっていたコーチの小松さんとトレーナーの寿美さんが3年生と一緒に卒業するとのこと。ショックで言葉が出ませんでした。これからはそれぞれ違う場所を舞台に精進するということです。
柏陽にとってはかなりの痛手となりますが、これまで教わったことを忘れずに頑張ろうと思います。今まで柏陽に尽くしていただき本当にありがとうございました。
 
 


  

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