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PHOENIX部歌 「不死鳥」完成!!

2010/01/14

 ケイ組発足時から、実は作りたいと思ってきた。部歌、それはチームスピリッツの結晶。試合前に昂ぶる気持ちを爆発させて歌ったり、アフターファンクションで高らかに斉唱したり。式典でOBと一緒に思いを込めて歌ったり、結婚式や二次会で久しぶりに顔を合わせた仲間と懐かしい胸の高鳴りを感じながら目を閉じて歌い上げたり。世界中に存在する多くのラグビー人間がこの部歌というものの存在のおかげで、己の愛するチームスピリッツを一生感じ続けているに違いない。

 そんな思いはあるのだが・・・。なにしろ作詞作曲、素人にはその手順が分からない。そんな作業が本当に可能なのか自信が持てない。4年目も終わり間近、そんな思いを振り払い、勇気を出して部歌作りに着手した。

 

 まずは作詞から。早稲田の「北風」「荒ぶる」、立教の「RIKKYO RUGBY SONG」などを参考に、一人一作を提出。それはそれはユニークなものが揃ったが・・・、どうやら音楽にはAメロやらBメロやら規則性がある方がよいようだ。この第一段階で優秀なイメージを出したのはカワッチとMGマナ。でもどことなくソフトバンクホークスの応援歌に似ているのが気になる。「疾風のごとく颯爽と」って、そのままパクリでは・・・。

 Aメロ・Bメロ・サビというフレームを与えて、再び全員が一作ずつ提出。今度こそイメージが掴めてきた!この第二段階で優れていたのはチマとサッチ。ただし合作にすると曲が1分30秒程度になり、部歌としては長すぎる。よって前半はチマをベースに、後半はサッチ作のエッセンスを凝縮させた。よし、これで1分程度に収まりそうだ。あとはメロディーの都合に合わせて伸び縮みさせればいい。

チマ

「歌詞は現代文の授業の時に考えました。(詩の授業だったから良い歌詞ができたのか?)なので採用されるとは思わなかったです。メロディーは部で行った花園旅行のバスの中で考えろとの事だったんですが、途中で寝てしまってノブナガに任せっきりでした。ただ完成すると、すげぇな…とか、ホントにできちゃったよという驚きしかなかったです。いや~でもホントにすごい。」

 さて次はいよいよメロディー作り。仮完成の歌詞を元に適当に国歌や校歌を当てはめてみると、結構歌になるもんだ。でもそれは著作権違反。星の数ほどの楽曲が世に溢れる今、若干似るのはやむを得ないが、やはり胸を張って「自作」を主張できなければならない。一人1メロディー作るのはさすがにきついと思い、各学年2グループ、合計4グループに分けて作曲活動を行なった。各自が己の感性に任せて口ずさみイメージを構築。花園見学ツアーの車内に各自がメロディー案を持ち寄ってグループ作業開始。帰りのバスでグループ代表がアカペラで歌い上げた。この第3段階で秀でていたのは1年よっしー&オックと2年BK組。甲乙つけ難い立派なメロディーだったが、部歌らしいムードを醸し出すであろう「よっしー&オック案」をベースにすることに決定した。曲の題名もグループごとに案を出し、まりも案で決定。

ヨッシー

「柏陽ラグビー部にこれからずっと受け継がれていくであろう部歌をつくるのに関われてとてもうれしいです。歌をつくるなんて初めてだったので、戸惑いながらも、ちょっとふざけながらすごく楽しくつくることができました。(ラグビー部の人たちの美しい歌声も聞けたし)これからも柏陽ラグビー部の歴史をつくっていきたいです。」

 

 仕上げは本校の音楽教諭・目黒先生のアドバイスをいただきながら、音を上げたり下げたり、伸ばしたり弾ませたり。1月14日、柏陽高校ラグビー部PHOENIX部歌「不死鳥」がついに完成した。

キャプテン・オギ

「自分たちで部歌をつくるという、人生で二度もないような経験だったので、最初はどんな部歌ができるのか想像もつきませんでした。1人1作の作詞課題を経て、花園バスツアーではメロディを練りに練って考え、最終的にとてもいいものができました。代々と受け継がれていく部歌を僕たちが作成できたことをとても嬉しく思います。協力してくださった音楽の目黒先生、ありがとうございました。部歌『不死鳥』が10年後、50年後も変わらぬ伝統ある柏陽ラグビー部部歌になればと思います。」

 

 

 

部歌『不死鳥』は、サイト右部エナメルバッグ写真の下に表示された再生バーから聴けます!!

 ※ PCによっては再生できなかったり、再生バーが表示されなかったりする場合があります。

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