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ほっしゃん組 引退メッセージ

2009/11/11

ほっしゃん(キャプテン・PR3)

 激流が如く3年間は過ぎ去りいつの間にかもう引退。いままで支えてくれたたくさんの人達に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!!

 キャプテンという重要な役に選ばれた自分ですが、ぶっちゃけると初めのほうは中学のときの部活のイメージをひっぱっていてチャラチャラした感じでいこうと思ってました。…本当すんません。なんとなく風邪っぽいから休んだり、ちょっと足首が痛いだけで休んだりと、とんでもないシャミオだったわけです。そんな心構えのヤツにはバチが当たったんでしょう。部活に入って早々ヘルニアになりました。そんな中、同じ学年のやつらが「お客様」から「仲間」になっていく中、自分だけフワフワと過ごし時間がすぎていく。そしてある試合の前日、俺は病院でリハビリという理由で休みました。正直ケガはほとんど治っていたし、動いても問題なかったのですがまたなったらいやだな~っていう軽い気持ちでした。結局その試合も出ようと思えば出れたのに見てました。

 そして次の日先生に呼ばれあることを言われました。「お前をスタメンにするつもりだったのに残念。お前がスタメンになるってことは今一生懸命頑張ってスタメンになってる誰かが落ちるってこと。そいつの気持ちを考えてみろ。」その言葉を聞いて、チャラチャラしてきた自分が急に恥ずかしくなりました。多分そこからラグビーに対して本気で熱くなれたんだと思います。

 本気になれるきっかけがあってよかったです。本当に。本気になってなかったら最後の試合でなにも感じることができなかったんだろうな~。他じゃこんなに本気にはなれなかっただろう。うまくまとまらないけど、本当に柏陽PHOENIXでよかった。サイコーの思い出ができました。

 さて後輩諸君はまだ高校ラグビーが続くわけだが、「このくらいでいいや」と自分の限界を勝手に決めずに、翔碧に書いたように「楽しく」やってくれると幸いです。皆これからもっとも~っと上手になるし強くなります。120%絶対確実に。だから頑張れ!!

 

イマカズ(バイスキャプテン・WTB)

 桐蔭学園との決戦から早くも1週間。だんだんと膝のすり傷も治ってきてやっと「引退」の実感が湧いてきた。2年半以上勉強をも抑え生活の中心となっていたラグビーがなくなってしまったことで先週はなんだかとてもふわふわした1週間だった。朝もゆっくり行くし、弁当もゆっくり食べて、昼も放課後も急いでグランドに出て行くこともなくなりかなり寂しい感じがする。

 終わってみるとあっという間だったけど中身の濃い日々を過ごせたと自信を持って言える。だからこそ自分のなかで変化があったと思う。身体的にかなり大きくなったことはもちろん、精神的、もっと言うと物事の捉え方みたいな哲学的な部分が入部する前に比べてかなり成長したように感じる。ラグビーは人格を形成するスポーツだとよく言われるが本当にそのとおりだと思う。きつい練習のなかで弱い自分が何度も何度も顔を出す。こいつらに勝ち続けないと全然いいプレーもできないし、上手くも強くもならない。「きついところだからこそここで頑張るんだ」とか「本当に100%出しきれているのか」とか「勝つための集団に相応しいか」などを常に自分に問いかけ、言い聞かせながら本気でラグビーに取り組んできた。他にもたくさんのことを学んだがそのひとつひとつがこれからの人生にもきっと活きてくると思う。

 あと今特に感じるのは支えてくれたすべての人への感謝の気持ちだ。まず何より最高の日々をみんなで笑い合い、喜び合い、悲しみ合ってきた柏陽PHOENIXの仲間たち。本当に一生付き合って行ける最高の仲間だ。また、いつも最大のサポートをしてきてくれた家族、部のことを真剣に考えてくれるコーチ、保護者、OBの方々にも心から感謝しています。そして誰より松山先生という心から信頼できる指導者。ラグビーだけじゃなく人生についても教えてもらったことが数え切れないほどある。この文章を自分で読んでいてもいつも先生がグラウンドで言ってくれていた言葉ばかりだと思えてくるほどだ。本当に感謝しています。

 最後に後輩達へ。個性的で面白い奴ばっかりで、おかげで楽しかった。でもやるときはとことんやれる奴らだからこれからの時間少しも無駄にしないでひとつひとつの練習、プレーにこだわって。時にはケンカもしながらじっくり話し合ってお互い高めあってもっともっといいチームを作って欲しい。それからラグビーを楽しむことを忘れずに。そうすればみんなだったらどんな壁も超えて行けると思う。

 このコメントを書くのも最後だと思うと本当に寂しいけどここには書ききれないほどたくさんの思い出ができて良かった。けっこう長くなってきたので最後にひとことだけ

 柏陽PHOENIX最高!

 

ぴー(PR1)

 何回振り返っても短かった。そう感じるラグビー生活だった。でもそれは充実してた事の裏返しなんだと思う。この3年間で学んだ事、例えばしっかりと目標を立ててそれに向けて努力するとか周りの人に感謝する(あんまり表に出すのは得意じゃないけど)とか本気で何かに取り組むとか。言葉にすると月並みで面白みがないと思うけれど意外と出来ないこういう事が大切なんだなとわかったし、少しは実践することが出来たと思う。少し堅い文になってしまったが何と言っても3年間ラグビーが出来て本当に楽しかった。今までこの環境を与えてくれた人達にお礼を言いたい。

 

トキ(LO)

 引退して一週間しか経ってないけど、三週間くらい前のことのように感じられます。今思うのは四月で止めなくてよかったということです。もしあそこで止めていたらきっと後悔していました。ラグビー部に入って本当によかったと思っています。思い猫いていた高校生活と全然違ってキツイことが多かったけどその分楽しいことも多かったです。桐蔭戦より盛り上れることはもうないかもしれません。なんかつまらない文章になってしまいましたが許してください。書き表すことができないくらいラグビーやってよかったって感じです。柏陽に来といて本当によかったです。松山先生、小森さん、大瀬さん、OBの方々、保護者の方々、今まで本当にありがとうございました。これからもラグビー部をよろしくお願いします。一二年はこれからも頑張ってください。

 

EBI(FL)

 この三年間いろいろあったなぁ。初めの体験回に行った時、とにかくパスが、キックが、そして抜きあいが(全然抜けなかったけど)楽しくて入ったラグビー部。そういえば体験会で最初に一緒にパスを放ったのはうみさんだったなぁ。

そして、先輩方や先生からラグビーの色々な事を教えてもらい、へたくそながらも頑張りました。そういえば、夏休みには試合で、確か逆ヘッドでタックルに入っちゃて意識が飛んだ事も(笑)。その時にタックルが弱いから意識が飛んだ。じゃあ、もっとやろう。と思い、それからタックル練に打ち込んでいったなと思います。

 そして、月日は流れ2年生。1年しかラグビーをやっていない自分に教える事ができるかな?、そういう心配を胸に先輩となり、今の2年生に色々教え初めました。僕の説明、わかりにくかったよね。ゴメンね、2年生。

 時間は早くたつなと思いました。あの横須賀戦。これでもう先輩達とラグビー出来なくなるんだなと思うと涙が止まりませんでした。今でも思いだしたら涙が出ます。

 そうして、いよいよ僕らほっしゃん組の代。最初はこの代で勝てるのか不安でした。事実、始めは負けが多かったです。でも、みんなそんなことにめげず、頑張ってなんとかしようと、もがいていました。僕ももがきまくりました。だから、合宿では勝てた時、本当に嬉しかったです。

 とうとう高校最後の大会、愛川戦ではインフルエンザがはやり、フルメンバーで出れなくて、「ヨッシャいない奴の分まで頑張ろうぜ」と言いながら、内心超不安だったです。追浜戦は前半0-5で終わり、「大丈夫、後半とれるよ」と言いながら、ヤバいヤバいと思っていました。

 こんな危ない橋を渡りまくったほっしゃん組にいよいよ桐蔭戦がきました。この日のグランドコンジショニングは泥々で僕らの戦法ではとても有利な状況でした。タックルバシバシ入りました。人生のなかで一番いいタックルをたくさんしたと思います。けど、負けてしまいました。

 だけど、ラグビーは僕にいろいろ教えてくれました。礼儀や感謝の気持ち、そしてかけがえのない仲間。あと、筋肉(笑)。この部でしか得られない素晴らしいものをいただいて、携わって下さいましたみなさま本当にありがとうございます。まとまりのない文でしたが見て下さいましてありがとうございます。

 

あずき(SH)

 この3年間は本当にあっという間でした。3年前は腕立てすら2、3回しかできないようなひょろひょろな体の自分が、こんな激しいスポーツをやるなんてこれっぽっちも考えていませんでした。あの日、タッチフットに誘われてラグビーボールに魅せられてラグビー部に入って本当に良かったと思っています。その日から、たまに父親に、柏陽高校じゃなくて柏陽高校ラグビー部に入ったなといわれるほど、ラグビー漬けの毎日が始まりました。

 1年生の夏休み、毎日のようにあったアルティメット。先輩みたいにいかつくなりたくて、たくさんやった筋トレ。試合にたくさん出て無我夢中だった夏合宿。冬の人生で初めての顔面骨折。二年の春の忘れられない桐蔭戦。後輩ができたこと。日本一の富士山登山。文字通り死ぬかと思った初めての破壊的。先輩の引退。手探りだった自分たちの代。中等に負けたこと。雨の日のセブンスのシボリ。鎖骨骨折と何もできなかった最後の夏合宿。こんだけ走ることはもうないと思った二度目の破壊的。引退。

 思い返してみると沢山のことがあったけど、やっぱりあっという間でした。ラグビーはやっぱり痛いしキツイし、何度自分と戦ったか分かりません。それを乗り越えられて、最後まで続けられたのも、隣で歯を食いしばって頑張ってるチームメイトのみんながいたからだと思います。練習では本気で声を出して盛り上がって、普段はバカみたいに笑いあっての楽しいほっしゃん組のみんなが大好きです。ラグビーを通して肉体的にはもちろん、精神的にも成長出来ました。ラグビー部に入って、そして最後まで続けて本当に良かったと思います。

 最後になりましたが、小森さん、大瀬さんをはじめとするコーチの方々、フェニックス1期の先輩方、後輩のみんな、OBや保護者の方々、ラグビーを通じて出会ったたくさんの人に感謝しています。ありがとうございました。松山先生、今まで本当にお世話になりました。これからもラグビー部で得たことを大切にして、フェニックスの一員としての誇りを胸に、生きていきたいと思います。

 

まっつん(SO)

 いやぁ、長いようでこの三年間、ほんとに短かったと思う。楽しくタッチフットや一対一をやってたと思ったらアルティメット、破壊的、毎日の授業どれだけ机によだれを垂らしながら寝たことだろう。

 僕の高校三年間全部とはいかないが八割がたがラグビーだった。楽しくても、辛くても、苦しくてもずっとずっとラグビーがそばにいた。モチベーションが低いとき、常に退部という二文字が頭をよぎってはかき消し、よぎってはかき消し、それを繰り返しまた前に向かって歩いていこうとしてきた。

 一年のときの横浜戦、知っているのは先輩と三年と松山先生くらいだろう。あれだけはいつでも鮮明に思い出すのはきっと僕にとって本当の意味でのラグビーのスタートだったからだと思う。キックも飛ばない、来たボールはことごとくノックオン、タックルには入れない、挙げ句の果てには僕にボールが来ることがなくなった。試合は勝てた、勝たしてもらった。自分はただグランドに立ってただけ。ほんとに悔しくて悔しくて、自分が情けなくて仕方なかった。

 あれがあったから今の自分があると思う。あれがあったから少しでもキム先輩に近づこうと自分を成長させられたし、いざってときに粘れた。あれが僕の原点だった。

 今まで頑張ってきた三年間、一生で二度と出会うことができない三年間、仲間のために、自分のために声を出し続けた三年間、三年間という月日の中で少しはまともな背中になれたのかなぁ。

 僕をこんなにも成長させてくれた日々、仲間、両親、松山先生、小森さん、大瀬さん、OBの方々、保護者さん、本当にありがとうございました。

 辛くても、苦しくても、こんな幸せな青春なんて絶対ここでしか味わえなかった。

『感謝を力に』

この言葉を背負うことができたことができた僕らはこの上なく幸せだ。

 

うみさん(CTB)

 ラグビーをやってよかった。いや、そうではない。柏陽高校ラグビー部に入ってよかった、が1番ふさわしいと思う。辛い練習中も声出して盛り上げて、コンタクトの練習でチームメイトとファイトして、なのに練習後は部室でたわいのない話しをしてる。そんな毎日が楽しかった。

 2年半でどの試合が1番楽しかったかと言えば、合宿最終日の東洋大牛久との試合だと思う。合宿の最初の2日間降っていた雨も、前日から降らなくなったので、そろそろいいグランドで出来るかと思ってたら、なんと今までで1番ひどいグランドに!さらに、前半でほっしゃんが負傷退場。そんななかでも、ドロドロになりながら低いタックルに入り続け、FWがモールを押してくれて勝つことができた。今まであまり勝てないチームだったが、これで自信をつけれたし、何よりあの緊迫した感じが楽しかった。

 桐蔭戦もこれに近いものがあった。ドロドロのグランドの中、抜かれてもカバーがいることを信じて、次々とタックルに入り、かわされては隣のやつが入り・・・緊迫した感じもあったし、今までで1番団結してた試合だった。柏陽のタックルで相手がノックオンしたときの盛り上がりが凄く、試合中なのに自然と笑みがこぼれてしまった。これで勝てれば最高だった。でも、負けてしまった。前半、かなりくらいついていたけど、後半に弱点をつかれ、相手の思い通りになってしまった。やっぱり悔しくて、試合後のほっしゃんの話しの時に泣いた。

 桐蔭戦が終わり、引退から一週間。学校帰りにグランドもトレ室も行かずに帰るのが不思議に思える。やはり2年半続けてた習慣がいきなり変わるのはぎこちない。練習は辛いし、傷できるし、怪我するけど、これから柏陽の選手としてプレーすることがないってのはやはり寂しい。1、2年生もいつかはこんな気持ちになると思う。だから、今を大切に、今いる18人で一丸となってこれからどんどん活躍していって下さい。

 また、松山先生・コーチの方々、ご指導ありがとうございました。小森コーチには、CTBとして、プレーについていろいろ教えていただき、また、試合前・試合中には自分の修正点を教えていただきました。本当にありがとうございました。

 最後に、OBの方々・保護者の方々は素晴らしい応援を始め、アフターマッチの準備やラグビーフェスタ、さらにはOB戦などでお世話になりました。このような事があったからこそ、楽しんでラグビーが出来たと思います。ありがとうございました。

 ほんとに最後に3年生、このメンバーでラグビーが出来てよかった。あの気楽(適当?)な感じが凄い心地よかった。ありがとう。受験勉強がんばろう..........

 

薫山(TR)

 3年間。俺の場合は普通でないというか、他の人からしたらそんなのありか?って思うようなものだった。途中でプレイヤーを辞め、その後1年くらいゆっくりといろいろ考え、そしてトレーナーとしてチームに戻った。普通は一度辞めた人をチームに戻してもすぐには受け入れられないと思うし、信用出来ないと思う。それでも皆快く向かえ入れてくれたのは安心したしありがたかった。何より辞めてた時期に皆が、戻って来いよ!って何回も言ってくれたから戻る決心もついた。

 まぁそうやってトレーナーとなり、現役を引退したわけだけども、今考えたら、皆がケガをしないように、しても早く復帰出来るようにしっかり管理出来たか、というと全然出来ていなかった。ケガをした選手の復帰に直接関わったのは1回あるかないか。だいたい時間の経過と共に治っていったのだと思う。ラグビーノートで指摘された「情報提供者ではなく管理者」にはなれてなかった。だからこそ大学でしっかり学び、「管理者」になりたいと思えるのだろう。

 ということで俺の3年間は普通でなかったからこそ濃厚なものだった。皆、ありがとう!!

 

きょえん(MG)

 あらためて振り返ってみると、この3年間長かったです。長くて、本当に長くて、いろんなことが詰まりすぎてて、こうして思い返してると、思わず笑えてくるし、泣けてくるし、とにかく充実してました。

 そんな日々を過ごして、私はかなり変わったと思います。例えば2時間以上直射日光の当たるグランドに立てるようになったし、血がダラダラ流れてるのを見ても「あっ血だ」と女の子らしくない反応するようになりました。でもなにより変わったのは、感謝の気持ちをもてるようになったことです。きっと、ラグビー部に入ってから毎日誰かしらに「ありがとう」と言ってもらえて、その言葉の大切さに気づけたからだと思います。

 感謝の気持ちが溢れてるこのチームで過ごした時間は何にも変えられない、本当に素晴らしい時間でした。だからいざ引退してみると毎日が何か物足りない気がしてなりません。こんな気持ちになるとわかっていたら、もっとたくさん部活にでていたのに、もっとしっかりみんなのプレーを見ていたのに、もっともっと・・・と、とにかく後悔ばかりです。だからまなちゃんはそうならないようにね!!

 最後に、柏陽Phoenixに関わった全ての人が一人でも欠けていたら、今の私はありませんでした。本当にありがとうございました。

 

おまけ 懐かしいシーンです。覚えてますか?

ほっしゃん組、本当におつかれさまでした!! 切なさや寂しさに負けずに、受験勉強頑張れ!!

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