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Starting over  横浜修悠館戦

2009/06/02

 5月31日、初めて柏陽高校ホーム開催で横浜市大会初戦が行われ、横浜修悠館高校(自衛隊少年工科学校)と対戦した。まともに実践ラグビーをするのは、関東予選以来の1ヶ月半ぶり。この1ヶ月は1年生指導とウェイトトレーニングに集中し、コンタクト練習は全く行なっていない。加えてこの翌日から中間試験があるため、この1週間は朝30分程度の確認練習のみ。やや言い訳じみているが、とてもパフォーマンスを発揮できる状態ではない中での試合となった。

 「ラグビー久しぶり」という状態で上手くいくほど、現実が甘いはずはない。BKは僅かなプレッシャーを受けただけで序盤からミスを連発。1次攻撃の最初のパスすらまともに通らず、戦術とは別の次元で自滅のエリア負け。FWはというとブレイクダウンに「集まらない」「高い」「ファイトしない」。先月まで県下最強の噂すらあったスクラムも(4人がポジション変更したことも影響して)グニャグニャ。つい1~2ヶ月前とは別チームのように退化していた。よく「高校生は直前2週間にやったことが試合に出る。やらなかったことは忘れ去られる」と言われるが、まさに個人やユニットレベルにおいては、何も見るに値しない悲惨な内容だった。・・・にも関わらず「5-12」の僅かな差でハーフタイム。

 後半になってややラグビー勘が戻ってきたか。DFのセットなどで雰囲気が戻り、ほっしゃんのトライで12-12の同点に追いついた。しかし新しい戦術の理解度の低さが露見し、ミスチョイスを連発。トライを取るべきバックスリーは3人とも故障中のためスピードは全くなく、何より積極性がない。突き放すチャンスを何度ももらったにも関わらず、12-19とリードされてロスタイムに突入。最後は「こんなゲームで引き分けるなんて甘い結末はあげないよ」という神様のメッセージが聞こえてきそうな、「ゴール真正面完全ドフリーインゴールノックオン」でノーサイド。

 負けていい試合などある訳がない。しかしこの試合については、過剰にネガティブに解釈して落胆する必要はないだろう。1年生を加えた新チームのスタート段階で、新しい戦術に対する明確なイメージは掴めた。「やるべきこと」は明確。あとは一人ひとりがあらゆる言い訳を排し、今までの2倍、努力するだけ。

デビュー戦となったオック(写真)とカリブ。タックルやスイープで立派に貢献した。

オック

「初めての試合でとても緊張しましたが、試合中は無我夢中で走ることができて、楽しかったです。早く、また試合がしたいです。

カリブ(DFではチーム1の貢献度!)

「修悠館戦は、初めてやるFLということで、いろいろと戸惑いや不安もありましたが、試合を終えて、FWって『厳しい』と思いました。でも、BKよりも接点が多いので楽しさもあり、やり甲斐のあるポジションだと思いました。でも、勝つためには、もっと運動量を上げていかないといけないと思ったので、練習の時から意識して走り込んでいきます。」

9種の背番号で活躍できる男ミット。この日もチーム1の存在感!

「慣れないポジションに参加したせいもあって、思い通りにプレイができませんでした。これからもやる機会があると思うので、その時には自分の力を全て出しきれるようにしたいです。」

精度はまだ甘いが攻守ともに安定感が出てきたまっつん

「修悠館戦は新しいプランが見えた試合でしたが自分としてはタックルに入れずあまり後味が良い試合ではなかったのでもっと技を習熟させて、もっとうまくなって次こそ勝ちます!!」

 

修悠館の皆さん、試合&アフターファンクション、ありがとうございました!

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