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オーストラリア選抜コーチ・マーク氏、ニュージーランドプロコーチ・トニー氏からコーチングを受けました!

2006/11/03

11月4日、秩父宮ラグビー場、JAPANW杯アジア最終予選の壮行試合として「JAPAN対オーストラリア首相選抜」の試合が行われた。首相選抜とは、国の代表15人とは別に首相の名のもとに選抜されたチーム、つまりオーストラリア代表の直下に位置するチームだ。とはいえメンバーはロー・ヒューアット・フライアーなど、普段TVで見ているスター選手ばかり。代表「ワラビーズ」への復帰を目指すベテランや、初の代表入り直前の若手選手たちだ。結果はJAPANの大善戦(と私は思っています)、19-69で首相選抜が勝利した。

 

と前置きが長くなったが、われらが柏陽Phoenixは、この首相選抜の遠征に帯同した元ワラビーズコーチ、マーク・ベル氏から試合の前日、11月3日に辰巳の森日本ラグビー協会練習グランドで駒澤高校と一緒にコーチングを受けるという極上の機会を与えられた(サッカーでいえばブラジル代表のコーチから教えてもらうようなものです!)。

ベル氏はスクラムを専門とするコーチ、BKにはオーストラリアと世界1の座を争っているニュージーランドのプロコーチ(スーパー14チーフスの元選手)トニー・フィリップ氏がついてくれた。

最初はFWBK別に分かれ、FWはスクラム、BKはハンドリングの基礎の指導を受けた。基礎の基礎、しかしその大切さは万国共通。簡単なメニューに見えたが、それを完璧にできないと、応用に進んでも意味はない。選手たちは当たり前の基礎ができていないことを実感しながら、真剣にチャレンジした。

その後はモールラックを少々やった後、タックルへ。「ヒット・スティック・スクイズ」という分かりやすいコーチングのもと、じっくり1対1のタックルを確認した。

「なぜこうするのか」「なぜそれが大切か」セッション中は常に選手に質問が与えられた。ケイ・カズらが積極的に手を上げて回答、「SOU SUGOI!」という妙な日本語で誉められながら、和やかに、ときにハードに、極上の贅沢ともいえる2時間は過ぎていった。(ちなみに最初の挨拶はバイスキャプテン・キョータから、最後の挨拶はキャプテン・ケイから、もちろん英語で行われました!緊張しすぎ!?)

 

顧問松山が4年前にシドニーに行き、オーストラリアのコーチング資格を取得するための講習に参加したこともあり、今回のセッションで聞いた内容に真新しいことはあまりなかった。しかし、「本物」たちがどれだけ基礎にこだわりを持ち、基礎を大切にしているのかをあらためて実感することができた。選手にとってもそれは同じ。世界最高峰に触れるもう二度とないかもしれない機会、その事実だけでも素晴らしい経験であった。マークさん、トニーさん、本当にありがとうございました!

 

ハヤオ

マークコーチの指導は松山先生と同じように一つの技術をポイントごとに分けて教えてくれたり、実際にやってる所でアドバイスをくれたりととても分かりやすく貴重な体験だった。また時折見せるオーストラリアンジョークもなかなかだった笑

うずら

オーストラリア代表コーチのコーチング。初めて知ったこともあり、学ぶことがたくさんありました。マークさんに習ったことを生かし、より強いスクラムが組めるようにして行きたいと思います。」

 

さて、今回のセッションは国内クラブチームというカテゴリーで近年日本一の座に君臨し続けているタマリバクラブの協力を得て実現したものである。そう、セッションの手伝いをしているのは、ただのボランティアおじさんたちではない、現役トップ選手なのだ。早稲田日本一の立役者・桑江氏、勝田氏など、ラグビーファンなら誰もがTVで見たことがあるスター選手も含め、約10人がサポートしてくれるというこれまた贅沢。

この機会を逃す訳にはいかないとばかりに、マークのセッションが終了した後に、勝田氏にアプローチ、「WTBの攻と守・考え方・トレーニング方法」などを、30分にもわたって指導を受けることができた。さすが昨年まで早稲田のトライゲッター!テキストに出てくるような一般論ではなく、現場で生きるリアルな内容を本当に分かりやすく丁寧に説明してくれた。

 

ケイ

勝田さんには1VS1の抜き方や、イメージトレーニングについてなど、実践的なことをたくさん教えていただきました。実際に勝田さんがやっていることまで教えていただいたのでとてもためになりました。

 

カズ

徹底的に基礎練習をすることと、自分のいいイメージを常に思い描いておくことが大切だと教えてもらった。自分で課題を持って練習していきたい。

 

この翌日、4日にはコーチとして定期的に来てくれるようになったリコーブラックラムズ・小森氏が練習に参加。初回ということでまずはいつもと同じメニューに参加してもらいました(詳しくはブログに掲載予定)。次に来たときは小森オリジナルセッションです!

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