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花園予選終戦 誇りを胸に、次のステージへ

2006/10/16

ノーサイド。ロイヤルブルーのジャージは相手の倍以上、砂にまみれ汚れている。歩くのが精一杯な選手も多い。059、大差での敗北。しかしそれは「大いなる健闘」でもあった。

 

柏陽高校ラグビー部は、1年生のみの16名で花園予選に出場し、1試合を戦い抜いた。強豪・桐蔭中等相手に最後の最後まで決して諦めることなく、食らいついた。タックル、起き上がってはまたタックル、相手が緩んだ瞬間にはスクラムを猛プッシュ、その姿は少なからず見る者の心を揺さぶった。

 

合同チームで出場する予定だった。しかし半年間一緒にいたパートナー校がまさかの直前離脱。試合の4日前に「柏陽単独出場」が決まった。司令塔・スタンドオフ木村の鎖骨骨折など、10月に入ってからはアクシデントの連続だった。元部員2名に当日のみの助っ人参加を依頼し、ポジションもサインプレーも大幅に変更せざるをえなかった。そんなすべての言い訳を禁句にして、ただ目の前のワンプレーに意地と誇りをぶつけた。

 

3桁失点は覚悟しなければならない実力差がある中、16名はボロボロになり、何度もインゴールを相手に明け渡しながらも、誇りと尊厳だけは最後まで守り抜いた。幸い、花園予選に敗れた他の全てのチームとは異なり、全員1年生の柏陽には「明日がある」。明日からも全く同じメンバーで、チームとしてもリセットされずに進化しつづけることができる。

 

 柏陽高校ラグビー部Phoenix2シーズン目、テーマは「逆襲」。今年敗北を喫した相手1校1校に、強烈なリベンジを果たしていく。

 

 柏陽ラグビーを応援してくださる皆様、ラグビー部は逆襲の思いを胸に、地道な基礎練習・体作りから再出発します。今後とも応援よろしくお願いいたします。

 

 

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