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新人戦開幕!苦い勝利の中で、1年生がアピール!

2007/12/09

  

 12月9日、フェニックス1期生が最上級学年になっての最初の大会である新人戦が開幕し、1回戦で横浜高校と対戦した。この日のテーマは「圧倒」。チームとして個人として、すべての局面で圧倒し、相手に何もさせないこと。結果を言ってしまえば「圧倒できず」。予想よりも強かった横浜高校の前に小さなミスを連発。来週の決戦に向けて、危機感が強まる結果となった。

 キックオフ。ノット10メートル。ゲームの入りの部分から歯車が狂った。ラインアウトからラインブレイクしてつないだボールでトライ。強引にもぎ取ったが、意図するトライではない。ゲームをコントロールすべきハーフ団は、パスが全く定まらない。DFでは不要なオフサイド。ついには普段の柏陽ならありえないようなノッコンオフサイド。一言で表現するなら「地に足がついていない」のだ。2つ目3つ目は柏陽らしいトライだが、前半終わってのスコアは「17-0」。横浜のしっかり整備されたDFの前に、柏陽が攻守ともにバタバタ慌てて形にならなかった。ハーフタイムの指示は一つ。「落ち着くこと」のみ。

 

 後半はやっと柏陽らしさが戻ってきた。アタックでは落ち着いて24点を追加、DFでも椿、ぴー、EBIらが低く突き刺さるタックルを決めた。特筆すべきはカズのDF。2日前のミーティングで見た映像「富岡鉄平」を思わせるぶっ刺さり高速タックルを連発。チームに勢いを呼び込んだ。

失った1トライもさほど深刻ではない。トライチャンスで落としてしまったボールを相手が拾って70m独走。しかしその独走も、完璧にタックルアングルに相手を追い込んだカバーDFが、突然地面に足を取られる不運によるもの(その箇所は確かに坂になっていた)。最後はケイの20m級ロングパスを受けたたもが絶妙なチェンジオブペースで60m走り切ってトライ。41-7でノーサイドを迎えた。

 

ケイの突破             プロップ3・・・大外で跳ぶ。

 

この試合で一番の収穫は、リザーブの活躍。後半はチームの核になる4人の2年生を順次下げ、初試合となるSOまっつんなど、フレッシュな1年生を4枚投入した。バックローはすでに熾烈なポジション争いが勃発している。レギュラーは先輩から譲り受けるものではない。1年生は必死にポジションを奪い取りにいってほしい。下克上はチームが強くなるために必要不可欠だ。

来週はいよいよ決戦、横須賀高校戦。先月の練習試合では、お互い全く力を出し切っていないはずだ。受けては確実にやられる。柏陽はチャレンジャーとして挑みかかる。

ケイ

今日の試合はまず入りがよくなかったです。あれだけゲームの入りを意識してたのにイージーなミスが多すぎた。特にBKはもっと正確にしかもはやく外まで回せるようにならないと来週は勝てない。練習のときからチーム全員でもっと最初の一本を強烈に意識していきたいと思います。ただ、まっちゃんとうずらの復活でラインアウトは安定してきたし、1年生も頑張ってるから誰が出てもスムーズに回るようになってきてるのはよかったです。明日から横須賀に勝つことだけを考えて、1週間後に皆で最高のおもいをしたいと思います。」

たも

「今日は大会の初戦ということもあって、開始早々からペナルティキックで自陣に釘付けの悪い展開だったし、完封達成の目標も果たせず、来週に向けてサイドDFのセットスピードなど課題は山積だと思った。終盤に取ったトライはハンドオフするタイミングが見つからず、見た目がぺろんってなってしまったけど、なんだかんだカバーDFも振り切れたからよし。次の試合ではサイドフォローでトライしたいと思う。」

まっつん

「今日の横浜高校戦は僕にとってSOとしてのデビュー戦でめっちゃくっちゃ緊張しました。今までずっとまともに試合に出ていなかったし、公式戦で負けられないっていうプレッシャーもあったのでほんっとガッチガチでした。それでも試合の中に入っちゃえば緊張してる暇もなくてパス出すのに精一杯でした。あとサインが決まってすごく嬉しかったです!コンバージョンも2本とも決められましたし!問題も山積みだけれど今日ちゃんとSOとしてパスだせたのが自信になりました!」

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