高橋組最後の1ヶ月。
花園予選までのラストスパートは、平塚学園との練習試合からとなった。



試合開始直前に大雨が降り、グラウンド状況は最悪な上、雲行きも怪しい。そんな中、もう数えるほどしかない、大切な試合が始まった。
「大会でやることをやる」と決めてかかった試合だが、試合開始早々からミスを連発する。相手のキックを落とす、上がりの遅いチェイス、気合のないタックルなど、とても大会前とは思えないプレーで、あっさりと2トライを許してしまう。こちらもゴール前までは行くものの、パスミスやノックオンでトライに結びつかない。トライ数0-2で前半を終える。





ハーフタイムに気合を入れ直した後半。細かいミスはあったが、上手くボールを継続してチャンスをつくる。
そして、相手ディフェンスの隙をついたが裏に出て、そのままトライ。1-2と迫るものの、ミスから再び攻め込まれ、フォワードに押し込まれる形でさらに2本のトライを取られてしまった。
結局、1-4で敗戦。全てミスからの失点だった。

A戦のあと1年生中心としたB戦も行われた。夏を乗り越えた1年生達は、かなりのレベルまで成長しており、私立の1年生と戦えるようになっていた。まだタックルに不安は残るものの、時折見せる好プレーには、期待できるものがあった。





カリブ
「ミスばかりでつまらない試合だった。花園予選まで時間が少ないので、練習の密度をあげていきたい。」

１年ゲームキャプテン黄色
「今回の試合は体の調子が悪かったので、思うように走れませんでした。降ったりやんだりしていた雨に四苦八苦しながらも、頑張り続けました。」