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小森コーチ退任 「新たなステージへ」

2010/03/22

 柏陽フェニックス誕生から約4年間に渡ってチームを支えてくれた小森コーチが、この3月をもってチームを離れることになった。ケイ組1年目からBK中心に指導。ステップやポジショニングなどBKスキルを「1ミリ0.1秒レベル」まで追究しつつ、最後は「ドカーンと行けばいいんだよ!」と、大胆な割り切りの大切さも教えてくれた。 小森コーチのおかげで開花した選手はフェニックス内でも数知れず。特に佐倉(ケイ)、城戸(ドキンちゃん)、海野(うみさん)、池田(まっつん)などは、小森コーチのおかげでプレーに自信を持ち、ポテンシャル以上のパフォーマンスを発揮したと言っても過言ではない。スキル指導だけでなく、全体についても常に「自信」を持たせてくれるトークでチームを勇気づけてくれた。柏陽にとっては、今回の退任はかなり大きな痛手だ。しかし悲しむわけにはいかない。なぜなら退任の理由は早稲田大学ラグビー部のコーチに就任することになったからだ。

以下↓ 小森コーチ退任挨拶

 

3年生卒業おめでとうございます。今回わたしは柏陽高校のコーチを辞める事になりました。新天地は、早稲田大学ラグビー蹴球部です。

柏陽高校のOBの方、保護者の方には大変感謝しております。コーチングをきちんと学んだ事がない新米のコーチを温かく迎えてくださいました。何が出来るのか何を求めているのか手探り状態で毎回精一杯一緒にやってきたつもりですが、満足いく結果を残す事はできませんでした。申し訳ありません。本来ならばお会いしてお礼を述べるべきですが、その機会が無さそうですのでこの場を借りてお礼を述べさせていただきます。

佐倉の代には、大変大変感謝しています。慧ありがとう。今でも初めてグラウンドへ足を運んだ時の自分をよく覚えいます。16,7才の若い子に受け入れられるかとても心配でしたが、素直でスポンジのように吸収が早くとても教え甲斐のある学年でした。あまりにも優秀すぎてつまらなかったです(笑)何も継承がない中、全てが初めてのことずくめだったと思います。新しいものを作る事はとてもパワーがいります。それを見事にやってのけた君らを尊敬します。

堀内の代は、スタープレイヤーはほぼいないに等しい学年でした。エビを筆頭に黙々と頑張る学年だったと思います。トキの練習と試合とのギャップにいつも驚かされました(練習はやる気なし⇒試合とっても身体を張る)。最後の桐蔭戦のイマザト、ウミノのタックルには男を感じました。責任とプライドは脈々と佐倉の代から受け継がれているのを感じました。

オギの代の部歌。鳥肌が立ち、熱いものがこみ上げてきました。いい練習をしています。試合の為の練習をしよう。無駄な時間は1秒もありません。今何が大切なのか今何をしないといけないか常に意識しよう。もう悔し涙はいいでしょう。早稲田で待っています。

カリブの代。個性豊かな学生ばっかりですね。サッチ、グッキーお前らはすごい。もっと自信をもとう。いい先輩に恵まれています。4月からは新しく後輩が入ってきます。いつまでもお客さん気分ではいれません。自信を持って後輩を指導してあげよう。自分達で後輩を育てよう。そうできればいい文化がまた生まれてくると思います。柏陽高校ラグビー部を支えるのは君達です。

 

松岡会長をはじめ、石戸さん太田さんその他のOBの皆様ありがとうございました。OB集合日にあれだけの方にお集まりいただき学生も心強かったのではないかと思います。卒業してからも戻れる場所があるということは素敵なことだなぁといつも感じました。わたしも一ファンとしてこれからも参加させていただきたく思います。もっともっと盛り上げていきましょう。

ご父兄の方々。本当に拙い指導でしたが、温かく見守っていただき有難うございます。怪我も多いスポーツですのでハラハラされていたのではないかとお察しいたします。かなりきつい練習もさせてしまいました。事実です。すみません。これからも松山、大瀬がそうさせると思います。そこにはきっと「愛」があります。ご容赦下さい。

松山先生。ありがとうございます!

本当に中身の濃い柏陽高校でのコーチ生活でした。感謝の気持ちでいっぱいです。長きなりましたが、柏陽高校ラグビー部の発展とOBの皆様をはじめご父兄方々のご多幸をお祈り申し上げます。ありがとうございました。      小森允紘

オギ(フェニックス3期主将)

「小森コーチが早稲田のコーチになると聞いたときは、本当に驚きました。そして同時に、もうこれなくなってしまうんだ、と寂しく思います。小森コーチは土日だけでなく、合宿までもきてくださり、ためになるアドバイスをたくさんしてくれました。小森コーチから指導をうけれる柏陽は幸せな環境だと改めて思います。感謝を力に、関東予選では結果を残します。小森コーチ、今まで本当にありがとうございました。早稲田でも、最高のコーチになってください。」

海野(フェニックス2期CTB)

「CTBになってから、小森コーチにはかなりたくさんのアドバイスをいただきました。試合前に、「ボールをもらって思い切ったプレーをしよう」「コールして、SOにプレーの要求をしよう」など、具体的な事を言っていただき、それを意識して試合に臨むことができました。オンとオフの切り替えがしっかりしていた小森コーチが柏陽フェニックスの指導をしてくださったことで、技術の上達とともに、練習・試合に対する態度についても考えることができたと思います。ありがとうございました。」

佐倉(フェニックス1期主将)

「 小森コーチ、この度は早稲田大学ラグビー蹴球部のコーチ就任おめでとうございます。自分は松山先生からいきなり知らされたときはとても驚きましたが、早稲田のコーチになる方に教えて頂いていたんだという実感が沸いてくると改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。小森コーチにはラグビーのプレー面のことはもちろん、グランド外のことやキャプテンとはどうあるべきかなど、本当にたくさんのことを教えて頂きましたし、自分がとても影響を受けた方でもあります。個人的な思い出としては、自分がどうしてもラクロスをやりたいと報告したときに、応援メールをいただき本当に嬉しかったのを覚えています。あのときはこれでもう口も聞いてもらえなくなるかもしれないと覚悟していたので(笑)自分は小森コーチの一言一言から滲み出る独特のオーラというか雰囲気のようなものが大好きでした。またいつかお会いできる日が来たとき、少しでも成長した姿でお会いできるよう日々自分も精進していきたいと思います。小森コーチのご活躍を心から期待しています。本当におめでとうございます。」

 私自身、何度小森コーチのおかげで助けられたか。あの穏やかなオーラと優しさ・包容力。チームを指導するにあたって、私が持ち合わせていない部分を小森コーチがきっちり補ってくれた。部員にとっても大切な存在で、私に言えないことをそっと小森コーチに漏らすことが何度もあった。

 小森コーチ、フェニックスに関わるすべての人間が応援してますよ!早稲田の大学日本一奪還、みんなで期待しています。小森コーチから受けた恩は、勝つことで、ラグビーを楽しむことで、ラグビー仲間を増やすことで、フェニックスをより素晴らしいクラブにすることで返させていただきたいと思います。4年間お疲れ様でした。本当にありがとうございました。

フェニックス部歌「不死鳥」 感謝と激励の斉唱

小森コーチより部員にプレゼントの山 サンタクロースみたいでした。

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