いよいよ始まった春の集中強化期間。２部練初日から刺激満点のスタートを切った。午前中に柏陽グランドで３時間の練習行なった後、息つく間もなく日大藤沢グランド（藤沢市亀井野）に移動。

　この日の目的はサインプレーを試すでも実戦経験を積むでもなく、いたってシンプル。スクラム祭（前回はライブで約140本）に参加することと、前回遠目に目撃して恐れおののいた日藤フィジカルトレーニング（勝手な呼称：オザワブートキャンプ）に参加させてもらうことだ。

　開始からみっちり日藤の日ごろの基本メニューに入れてもらい、４０分後にいよいよFWBK分かれ練習。FWはこの日も熱く激しく知的なスクラムワールドを満喫した。BKはその間抜き合い。最初こそ相手の超オリジナルなアタック方法とDFシステムに手を焼くものの、後半はしっかり対応することができた。

ついに実戦復帰を果たした司令塔・まりも。　

 　そしていよいよブートキャンプ開幕。「２番強くー！」「３番速くー！」「オラオラよえーよ！」「声出せー！」「ブラジルを揺らせー！」「震源地は亀井野だ！」「それじゃ藤沢駅だよ！」･･･通行人が聞いたら絶対に意味不明な絶叫が響き渡る。柏陽グランドで同じ行いをやろうものなら、一発で学校か家庭か通行人かから苦情が来そうなほど、野蛮な光景だ（でもやってみよ）。

まずはひたすらパンチ（３箇所各２種類）

「どこを揺らすんだ？」「ハイ！ブラジルです！！」

そして腕立て伏せ（監視付き･･･）

そして連続ジャンプ  →　ダミー押し

ラストは腹筋でオールアウト。

　最後は一緒にクールダウン。予想はしていたが、お互いいい雰囲気で素敵な時間を過ごすことができた。日藤の皆様、負けないように精進しますので、末永くお付き合い宜しくお願いしますね！

気迫のメガトンパンチ

日大藤沢監督・スクラムドクター・ブートキャンプディレクターの小澤さん

　この日も自らスクラムの中に入って柏陽にアドバイスをくださった。オーラから存分に伝わってくるが、もちろんただ者ではない。元日体大ラグビー部主将。大学選手権決勝ではあの清宮克幸主将の早稲田とも戦った。日本IBMでプレーした後は、ラグビーの本場ニュージーランドでもプレーした超本格派ラガー。情熱と知性（とユーモア）の塊だ。

想像を絶するダメージでした。ジャンプは跳べないし、腹筋はできないし･･･。